第4
つけが今頃、露見した。
而して、あずみは、留年を強いられ怒った、彼女の親は
仕送りを大幅に削減し、2人の生活は窮鳥しアパート代金も
覚束なくなり、僕は働いておらず金融で借りることが出来ないので
あずみに消費者金融で50万借りて貰い、それで暫時、生活費、光熱費
家賃を賄ったが、忽ち底を尽いて、撤去を余儀なくされた
この大いなる2人に降りかかる、厄災の火の粉からの
脱出する為に僕は、住み込みの、出来る仕事を見つけ
パチンコ屋で働いた、僕達はそこの寮に住み、あずみは
そこから留年した外国語短大に、通った、そして田舎のほうだったので
不便な事もあり、本田のスティードと言う400CC のアメリカン単車を
あずみを、保証人にして50万のローン契約で購入した
僕達はこのバイクで、彼女を短大に送り迎えに使用したり
あっちこっちドライブした、時には長崎でめちゃくちゃ美味いカレー屋
さんのカレーを買い、あずみの、実家に本人の用事も在ったことも重なり
カレーをおばちゃんに、食べさせようと、土産として島原まで
2人で風を切り走らせた、僕は、あずみの、親とは親しくないので
外で隠れてあずみの、用事がすむのを待った、程なくして帰って来た
あずみに、カレーの評価を尋ねると、おばちゃんは、美容室を経営して
いたこともあり、丁度、客が居たので、その客に、お土産のカレーを
食べさせたとの事、僕は、美味しいカレーを、あずみの親に
食べて欲しかったのに、・・・
僕は毎日がクリスマスだった、彼女にもその心のうちを
吐露し伝えた、すると彼女は私も同感と言って、頷いた、単車で彼女あずみの
実家からの、かいりしな峻険な山道に迷い込み、どんどん道幅が
隘路になり、とうとうアスファルトではなく獣道に変わり
それでも前進し沼沢に直面し、そこで来た道を40分もかけて国道に戻り
今度は、これまた山道を走っていたら、大きな曲がりカーブがあり
そのカーブ手前7メートルの距離にの道路に、対向車確認用のミラー
が設置されており、その鏡に己のアメリカンバイクに跨り
走るその姿に見惚れてガードレールに、衝突し僕と、あずみは、滑稽に
中を舞い、転倒した、僕は彼女が心配で、即座にあずみを
探したところ2メートル後方で、寝転んで起き上がろうと
かぶりをふっていた、僕達は目と、目を見やり
ニヤッと笑い合った・・・
ガードレールの反対側面は10メートル位の断崖になっており
まかり間違えれば命はなかったであろう、尤も2人はかすり傷負わず
体制をたてなおし帰途についた。
筆者はここから少々迂回をし寄り道をする。
第1部からのこれは俺の人生記録だが
僕は東京のならずもの達に、追い出され帰郷した16歳から
齢20歳の第一四半期まので件の女神に遭遇するまでの間
世知辛い世故を生きる気力もなく幼少の頃より、惰性で詮無く生きてきた
ことは、すでに、詳しく触れている僕は齢20歳まで
ドラえもんが、タイムマシーンで、迎えに来てくれるのを
待ち侘び、宇宙人がUFOでこのくだらない地球から救出して
くれるのを想い焦がれ、いざなって、くれると信じ待ち続け
超能力を養いアマテラス、帝釈天、ジュピター、イエス、マリア、仏陀
ムハンマド、モーゼ、悪魔、サタン何でもいいから僕を認めて
くれるなら、仲間にしてくれるならと、強く祈っていた・・・・
人間不信、偽善、偽慈悲、偽愛、悪、汚わい、あさましさ、
清濁の混沌の不条理、矛盾だらけのふせいに、翻弄され
騙され欺かれ、それでも自分の能力の範疇で健気に
仄かな淡い光を探しながら葛藤しつつも、社会や、人生に
半ば絶望、拮抗しつつ流され生を営んでた。
僕は自らの、コンプレックスを沢山、保有し一生涯
彼女もできず、虚しく生きる運命に怯し、果然、私生活は乱れ
猖獗をきわめ既に、ぼくの精神構造は、破綻し、精神病を患っていたが
この頃は、この様な病気がある事すら、知らなかった
僕は身長は182センチのでくの棒、洋服で着飾り、髪型を変形させ
化ける事を覚え、外見だけの、魂を喪失した、脆弱な精神病者の不具の
みてくれだけの男であった。
軌道修正する、僕の精神は病んでいたので、仕事も覚束な
くパチンコ屋の仕事を辞め僕と、あずみは、頭に迷ったが運良く
彼女が短大に通いながら、バイトしていた、バイト先の
社長の、おおぼえ愛でたく、あずみは相談したところ職場に
社宅寮があり、本来なら、バイトに貸せないが短大で学業を
しなければならない、彼女の住居をその社長が憂慮してくれて
2人はそこで2ヶ月ほど生活していたら 僕男と住んでいるのを咎め
られ僕と、彼女は撤退を余儀なくされ、進退窮まり、あずみに
保証人になって貰い買った400CCの単車を売却して
それを軍資金にし、橋口町のアパートを借り生活し、僕は掃除
洗濯、料理を、担い、あずみは程なく学業とバイトに勤しみ
晴れて外国語短大を卒業した。
ある日なぞはその、アパートに彼女の母親が遊びにきて
僕は突然の訪問に、狭い押入れの中で182cmの身体を窮屈に折り
曲げ息を殺して、3時間も閉じ込められ苦しい思いをした。
時は瞬く間に20歳に出逢い、あずみと、寝食を共に同棲をして早くも
3年が移ろいで、彼女は不動産やで事務員として働きだした
僕は精神が荒み、破綻していて、この時期は、自分が
病気である事すら、わからぬまま、何故?自分は仕事が
出来ないのかと懊悩し悶々としていたがそんな僕を
あずみは、毎晩、まどかな微笑で許し愛してくれた僕は
物理的な面では、あずみに、何もしてあげれなかった
但し、なによりも、彼女を心から、慈しみ、愛し、宝物の如く
大切にした、彼女を愛する心だけは、誰にも負けない、否
僕をこれほど面倒を見てくれる、彼女を、裏切れないと心に
誓い、僕は他の女には、目もくれずまた、興味もなく
あずみ、を全身全霊を賭け愛した。
僕は相変わらずアパートで掃除、洗濯、をし、彼女に手料理を振舞った
僕はゲーム、ファミコンだけが唯一の趣味であったので
あずみの、給料から月に4万を小遣いで貰い賄い
2人の食費材料代として別途、4万円を預かっていた
彼女の給料は短大を卒業して、まだ日も浅いので僅かな収入しかなく
家賃、光熱費、バイク代のローンや、消費者金融への
返済もあり、ここでも、生活は儚く、窮鳥し、あずみは
ホステスとして、水商売をハジメタ
彼女は、給料がそこそこよいと言うこともあり、だめな僕をよく
外食や、娯楽施設に、一緒にいこうよ!と誘ってくれた。
が2箇月くらいすると、突然祝い金として40万貰ったと彼女は
あずみは、笑いながらこれで美味しいものでも食べに行こうよ!
と僕を誘った、しかしこの時期、僕は彼女のやさしさに甘んじる
己の不甲斐なさと罪悪感を覚え、精神病も重なり
この時の彼女の意図をしらぬままに僕は、自暴自棄の我儘に
なっていて黙殺して、その金で近くのゲームショップで