第4
その噺が終えると彼は佐和が駄目みたいなので今度は
あずみを呼び出す企図をぼくに漏らした、だから僕は彼
岩永の毒牙から、あずみを守る為に先手を打って、あずみに電話をし
食事の約束を締結した彼女は、あずみは天真爛漫に僕の誘いに応じた。
あずみに逢う前夜、僕は初めての、女の子との、ツーショットなので
何をどうすれば良いのか?皆目検討がつかず眠れぬ蒸し暑い夏の夜を
一晩中考えあぐねて朝日が昇るころに普通に食事でもしようと
定番コースを決意した。
夕方6:00長崎にある、西洋館という場所で僕達は初めての
デートをしたあくまでも僕本人が産まれて
始めての女の子とのデートである僕は彼女が出来ないと言う
ある種の信仰が心深く根ざしていたので、あずみが本当に来るのか?
と気が気でなく猜疑心の塊で人を信用する事ができなかった
が僕が約束の場所に辿り着くと既にあずみは微笑で僕のことを
受け入れてくれた僕は先回りしようと30分も前に、到着して
戦陣を整えようと意気込んでいたが彼女の方が上手であった。
僕達2人は西洋館、館内のレストランでディナーもそこそこで
腹を満たし同じ館内にあるゲームセンターでコインゲームや
車のゲームで僕と、あずみは2人の時間を楽しんだそして僕は
秘密兵器の小物を用意してきたこの1992年代、僕が二十歳で
彼女19歳の当時は、まだ携帯電話すらなくポケベルの時代だ、だから
使い捨てカメラを準備してきたのだ!僕達は、館内の吹き抜け天上の
ちっぽけな公園らしき所、小さな噴水の泉で2人は語り合い
記念に、写真撮影をして4時間ほどこの一時を楽しんだ。
僕はセンスの悪い馬鹿みたいなレィバンと言うブランドの黒色の
スパイみたいな髪型と格好でジーンズにTシャツ、かたや
あずみは(小泉京子似)白のカットソーのワンピースに白の
薄手カーディガンを纏いブルーのショートスカトを穿いて白く
輝く艶めかしい素足で街ゆく男達を振り替えらせ彼女は
女神の如くサービスをしていた。
そしてその日は彼女とそこで別れ、各々の家路に着いた。
その後は僕は億手なので連絡を取ることも出来ずに時の流れに
身を任せ時間はこっこっと流れて行き僕は、あずみの事を忘れ
かけていた僕は車の免許が欲しくて偶さかに、赤迫の自動車学校に
資料を取りに出掛けるとそこに中学時代の、同じクラスの大竹と
いう男が来ていた僕は苛められっ子で、彼とは親しくはなかったが
大竹は普通の好青年の野球部員だったのを覚えていた、大竹は僕を
認識すると鷹揚に声を掛けて来た、僕もそれに答えて微笑みかえし
久しぶりね~と言いそこから会話が弾み1時間、程度、過去ばなや
世間話、今、彼がヘルニアになって昔の様にハードトレーニングは
御法度なぞとの会話をしていたら偶然にも彼女、あずみが僕の
視界に飛び込んできた僕は幻でも見ているのだろうか?と己の眼を
疑ったが紛れもなくあずみ、であった僕は大竹との話を
そぞろ中断し彼女の所へ吸いつけられる様に、何か強い力が
働いているのか?僕はあずみに小躍りしつっ接近し
お~いココでなんしよると???元気しとった?と体が勝手に
声をあげたするとあずみは、私、車の免許を取りに
自動車学校に通っているの!松本君は何で此処にいるのと?と
逆に問い返され、どう答えて良いかへたすればストーカーだと
思われるのもと些か返答に当惑したが、体は僕の意思を無視して
あずみに、ある事、無い事、を語っていたそして話しながら
赤迫自動車学校の坂道を2人で歩き下りながら、僕は何と
あずみのアパートへ遊びに行きたいと臆病者の筈の僕が始めて
女の子に告白をした・・・・
暫く、あずみは沈思黙考して話題をかえ公園に行こうと切り
出した、景色の良い眺めの良い高台に公園があるけん!一緒に行こう!
と僕は彼女に促されてその高台にある小さな公園へと向かった
僕達は二人で街の景観を俯瞰しながら会話をした、僕は頭が
パニックになっていて自分でも何を話しているのかすら
解らない状態であった、が夕焼けが街を赤く染め日も沈みかけた
たけなわの頃の風景が15年後の今も鮮やかに脳裏に刻まれている
僕の心の時計の針は、あの時の時刻で止まったままだ。
僕はまたもや生まれて始めての告白を、あずみにした
好きなんだ!僕と付き合ってくれと・・・
形式ばった格好悪い臭い台詞を伝えた、あずみのアパートに行きたい
と心の叫びを僕の20年の歴史の勇気を封印を解いた、何分
童貞である僕なのでスマートには言えなかった、あずみはまた
慎重に沈思黙考し、暫く想い耽っていたその刹那1分位
夕焼けは沈みかけ、空の星が闇夜に煌きかけ風は生ぬるいが
爽やかであった漸く、あずみは重い口を開いた、はにかんでんで
いいよっ!て一言だけを・・・
あずみは、不細工な僕を受け入れてくれた誕生以来の初恋の
女となった、僕達2人は沈黙したまま、あずみのアパートまでの
道程を歩いた、僕が何も言えなかった生まれて始めて胎動した
ばかりの僕の恋心では、・・・・
僕はマジで始めて恋愛感情というものを20歳にして認識した。
この日僕は始めて男にしてもらった彼女に1992年の8月熱い夏。・・・・
何も判らない僕は夢中で、あずみを抱いただから
呆気なく終わっただから、あずみもこの時は僕に不満があったであろうと
憶測される。
その後1週間後、僕の20歳の誕生日8月28日が訪れようと
カウントダウンも指折り僕はあずみに電話して、その日に
逢う約束の言質を貰った、僕は生まれて始めて、デートの、
企画を考え催し物を考え、そのプランを考える事に幸福感を
覚えた、嬉しい、楽しい、・・・と、・・・
こんな感覚は之までの人生ではなかった、僕は3日も
4日も色々考え、あずみ、が喜ぶものは何か?事柄はなん
だろう?
僕はまず浜の町の宝石屋を尋ね、ゴールドに輝くリボンの形をした指輪を
発見した、これなら可愛いから、あずみに、ピッタリだと考え、
購入し、だだ、プレゼントするだけでは能がないと思い、購入した
リボンの指輪に、僕は意匠して、ジュエリーショップで
加工してもらい、リボンの中心に、ちっぽけだけど
別の店で購入した、ダイヤモンドを、埋め込んでもらった
後は、コースだった、その頃は、真夏の盛りで、長崎港を
1週するフェリーが偶然にも、あった、ちょっぴり
懐が痛むけれど、あずみの、ことを想えば安いものだと
奮発した!海の流れる景色と街を船から観ながら
食事をする、よし!完璧だ!
タイタニックよりも僕が、先に考えた乙なコース1992年。
当日、あずみは、白い花束を携え、待ち合わせ場所に来た
今度は僕も先回りして待ち伏せてやろうと、2時間前から
待機しながら、今夜のコースを入念にチックしながら
この時も、あずみは、ブルーの腰に結び目のある
スカートを穿いて白い艶やかな脚をサービスしてた
流石に上半身は、真夏夜であったので白ぽいTシャツに