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第4

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ゲットしてドライブたがその全部が岩永を気に入り

バックミラーに映る女の子の熱い視線は女の子の目付きまで変わり

岩永に注がれ争って仲良くしようと鏡越しに石崎ばかり見て僕はただの

盛り上げ役の道化師ピエロだ!このうち200数名が彼岩永と

ホテルの中に僕をホテルの入り口で放り出して2人で消えて行った

岩永のお目当てじゃない女子はその家の近くまで送られて・・・

僕はこの3年間何時もこのパターンでホテル付近で捨てられ

独り寂しく1キロある家までの闇夜を虚しく辿った誰もどの女も

岩永とばかり彼を射止めようとバックミラーの鏡の中の彼女達の

熱い視線は怖ろしい程に鋭く光っていたその光景は僕の心に

色褪せることなくインプットされたそして眠り、食べ吐き

ファミコンして、ナンパして、ホテルの前で置き去りにされ

る空虚な日々を送った。

 この間疎らであるが転々と1ヶ月や2ヶ月と4~5件の職を流転した

前述した様に僕には何も起こらないのは既に上記に触れている。

詳しくは彼女達の瞳には僕は映らないナンパに嫌気が差し

家を飛び出して警備会社の道路警備員や富山入善の半導体製造作業

富山桜木で水商売、愛知岡崎の明治乳業の下請けで商品の搬出物の

準備をする作業、滋賀県草津のチョコレート製造工場、鳥取米子の

NECウィンドウズ95の液晶パネルのフリッカー度検査、等々

いずれも1~2ヶ月で辞めた・・・・

そして無意味なナンパに1992年の二十歳になるまで僕の

時間は消費されその利益は岩永の為に費やされたと

言っても過言でない。(その僕の将来さえも滅茶苦茶にしてくれて)

(1992年)20歳僕は甚だ毎晩、朝まで約3年間ナンパ三昧に疲れ果てていた

その他の諸問題は既に触れた所である何も希望も未来も夢もなく

得体不明の持病にも苦しみ・・・

 誰一人僕を愛してくれずに只、利用する・・・

そんな二十歳の僕の誕生日を迎える爽やかな熱い風の吹く真昼の夏

ちようど連休であったので例の如く僕はナンパの為に石崎から呼び

出され億劫に想いつっも彼岩永の招聘に応じた浜の町を車で

流しながら2人組みの女に声をかけながら住吉町方面へ赴くまま

長崎大学を通り過ぎようと奔っていた・・・

車窓から眺める風景は何も変わらず僕の心の時計の針はもう子供の

時分から1秒たりとも動かない止まったままだった・・・

そこで運命の邂逅を体験した 

長崎大学を少し通り過ぎた所に大型のアミューズメント施設

ゲームランドセガ、が立地している日中は、長大生の学生や

高校生、中学生、小学生が、賑っているそのセガの自動ドア

付近で立ち話をしていた2人の女性を岩永はロックオン

した例の如く僕はカタパルトからスクランブル緊急発進を

彼に命じられ何時もの調子で、しかし、疎ましくも想いつっ声

をかけたところ彼女達は彼氏もおらず丁度、暇していたと

何なく僕のドライブのいざないに同調し車に乗り込み街を

滑らせた2人は赤迫の外国語短大に通う19歳であると語った

僕達の一つ年下だ一人の女性はロングヘアーで身長159センチ

美人タイプで僕達の暗号でAのBクラスもう一人は

ショートへアーの身長160cm可愛い系でA のCレベル因みに

AのAが最高でAのCまで基準がありその下はBのA

CのCとランクがあるこれまた何時もの十八番で岩永は

美人タイプAのBのロングヘアーの女、佐和と名乗る女性を

ターゲットにし又、佐和のほうも彼のアプローチに満更

でもなく果然と僕は可愛いタイプ、ショートヘアーAのB

タイプのあずみ、と名乗る女性をフォローしつつ岩永と

佐和の成就の妨げを、防止する役目だだから僕は何時もの様に

あずみを惹きつけようと、あずみ、ばかりに話かけ好意があるかの

ように見せかけ何時もの様に、どうせ僕はの姿は彼女達の瞳には

映らないと半ば信仰のような固定観念が根付いていた、だので

僕は嘘八百、並べ立て、あずみを、ためつ、すがめつ、あらゆる

冗談、諧謔で僕に引き付けた岩永の為に・・・

 車は長崎の、僕達、恒例のコースで式見ダムと言う暗がりの大きな

ダムでそこで走りながらここは自殺の名所で溺死体が

あがらないミステリーな恐い場所だと予め話しておき現場で

エンジンを止めて、どうしよう急にエンジンが動かなくなった

と真っ暗闇の中で車の鍵を廻すふりをして、かからない、どうしよう?

等と女の子達の恐怖心をくすぐる悪戯するゲームだ無論

彼女達は事前にこのダムの曰くつきの話を訊いているので

そう言う霊的なものが絡んでいると倒錯し脅えるという計算だ

潮時を見計らい残念でした冗談ですよ!と車を動かす。 

 まだミステリースポットは豊富にあり次は坂道なのに

エンジンを止めサイドブレーキをかけるそこで通常

サイドブレーキを解除すれば車は坂道なので後ろに向かって

転がる筈なのに、何とエンジンが止まっている坂を車は上って行く

不思議な場所にも案内した。

 お次は防波堤があり普通の防波堤は車で接近すると

そのまま海に転落する通常のは90℃だ

だから車でじわじわと、その先端に近づきつつ一緒に自殺しよう

等と、話をしながらその防波堤の尖端を眇める時に、女の子達は

驚いて絶叫する計算だ、だが此れもトリックで実は車に座って

見える車窓からは、直角に見えて歩いて近づけば15℃の傾斜があり

船着場になっており、小型ボートや、小型漁船が、犇き太いロープで

繋がれている、そこを車は落ちるのではなく下るのである。

 で今度は長崎で一番、急激な坂道と言うものが僕達の秘密の

場所に招待したその坂道は普通乗用車が1台位がやっとの幅で

その角度は何と80℃近くあり車で登ると、背中が座席のシートに

張り付き、恰もジェットコースターの急斜面のシュチエーションである。

 最後はお決まりのコースで岩永のドライビングテクニックを

披露する彼の車は1年前に変わっておりシルビア2000の外観は

ホワイトパールのフルエアロで、タイヤも斜めに、角度を変更し

強化クラッチにし、エンジンは、何やら車内の調整器で、つまみで

ガソリンパワーの噴出を自分の好きな様に扱え計器類だらけの内装で

鉄パイプが車内を露骨に走っているこれ等、塗装から改造まで

全て岩永本人が、工場の工具類で手を加えている

たいしたものである。

 例の如くあの背中にGを体感するパワーやドリフトと

呼ばれる車のタイヤで走るのでなく滑らせながらカーブを曲がる

ドライビングテクニックを思う存分、披露してその日は連絡先の

交換をして彼女達を住吉界隈まで送り届けた。   

その後1週間後岩永は佐和を呼び出してドライブした事を

岩永本人から訊いた岩永曰く佐和はガードがとても固くプロテクトに

ジーンズを装備してきて付け入る隙もないとのこと更に帰り際

佐和のアパートの前まで車で送り遊びに来てもよか?と訪ねた所

佐和は全力疾走で階段を駆け上りアパートの中に逃げ込まれた

と言う顛末の話を聴いた。 
作品名:第4 作家名:万物斉同