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アリス・スターズ
アリス・スターズ
novelistID. 204
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WHITE BOOK

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「まー座れや。最後の打ち合わせするんだろ?」
 嵐と手を繋いでいた女の子を孤児院の奥の寝室へ連れて行った後、ヒュージに促されるままに、想楽達は各々近くにある椅子に座る。
「アリス達は?」
「アリスはセイファーとどっか出かけたぜ。そろそろ帰ると思うが。美羅乃とフィノンはユウタんとこだ。」
「ユウタ……さんって?」
「共団の名誉団員ってやつだ。作戦終わったら会いに行ってやってくれ。」
 ヒュージへの質問の答えが全て返ってくると、ちょうど美羅乃とフィノンが外から帰ってきた。
「ただいまー。あ、想楽さん達も着いたんだ。」
「遠路お疲れ様です。」
 2人も席につこうとすると、ヒュージの座っている椅子のすぐそばに山吹色の光が集まり始める。
「あ、これセイファーの――」
 響きだよね、と言おうとした時、いきなりその光が収縮し、はじけて中からセイファーと、セイファーの腕につかまってぐったりしているアリスが出てきた。
「ただいま戻りましたー。」
「わわっ、セイファーさん!」
作品名:WHITE BOOK 作家名:アリス・スターズ