小説が読める！投稿できる！小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ！

「ほんじゃ、そのクレスとやらもエリザの操り人形ってことかいな？」
　アリスが慌てて聞き返してくる。
「うん、そういうことになるのかな。」
　肯定を返すと、セイファーとりぼんもその時の光景を思い出す。
「あぁ、そういえばあの人、スターシーカーのリリナって人と協力してたよね。」
「最初はたくさんの人を洗脳していましたし……。」
　ううむ、とうなるアリスの声が聞こえる。すると、ソアラがあることに気が付いた。
「あ、でもその手紙を渡してくれたってことは、少しの間でも暗示は何とかなってたってわけだよね？たぶんその手紙には、あたし達に有利なことが書いてあるんだろうから、エリザが渡させるわけないし。」
「おぉ、そういえばそうか。」
　どうだったの、と聞かれたのでクレスから教わった暗示のことを話す。