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アリス・スターズ
アリス・スターズ
novelistID. 204
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WHITE BOOK

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 間違いなく、美姫が書いたものだった。セイファーからPSIがうつったということも、どうやら本当らしい。みるむや美姫と行動を共にしていたクフィスという人も、今は一緒にいるようだ。
 それから、みるむ。前の話し合いでは20日からとしたが、それよりも早く加工――と書いてある何か――が始まってしまうらしい。予定より早まった理由は定かではないが、早くに情報が入ってよかったと言える。
「あれ、この下に書いてあるの、何だろう?」
 りぼんが手紙の一部を指差す。そこには確かに何か書いてあった。
「暗号ですかね?ぼくの知ってる文字じゃないですけど……。」
「想楽さんの世界の文字なんですか?」
 美姫が書いたものなのだから、当然想楽に読めるはずである。想楽は、必死で滲んだ文字を読み取った。
作品名:WHITE BOOK 作家名:アリス・スターズ