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アリス・スターズ
アリス・スターズ
novelistID. 204
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WHITE BOOK

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「本人も不思議がっていたがな。ま、効かねぇならいいんじゃないか?」
「――確かにね。」
 男もサリアも、その暗示のせいでスターシーカーに縛られているのだ。そんなものは効かないほうがいい。
「あぁ、それと――」
 想楽が何も言わなくても、男は勝手に話題を提供してきた。結構口が軽いのかも知れない。
「今のフリーダム社入り口のパスワードを教えておこう。えーと……愛の月?いっぱいは変わらないらしい。チョーカーがあれば使えるはずだ。」
「フリーダム社のパスワードを!?」
 頼斗が相当驚いている。フリーダム社のセキュリティーは頑丈なことで有名らしい。
「そんなの話して大丈夫なの?」
「知らねぇ。けどいいだろ、俺達白本の持ち主にとっては、スターシーカーは有害な存在だからな。一度で覚えてくれよ。……気の狂った炎の舞、と書いて『狂気炎舞(クレイジーダンス)』だ。」
 クレイジーダンス。なんだか源力操作にそんな名前のものがありそうだ。炎舞というからには炎属性だろう。
《我も記憶しました。必要になったら後ろから2ページ目を開いてください。そこに記しておきます。》
 水にも滲まない明朝体でエリカが言った。
作品名:WHITE BOOK 作家名:アリス・スターズ