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アリス・スターズ
アリス・スターズ
novelistID. 204
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WHITE BOOK

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「では、みるむさんは大丈夫なんですか?みるむさん、羅族ですけど……?」
 セイファーが気が付いたようにアリスに聞いた。アリスは椅子を半回転させてこちらを向き、声のトーンを戻して返答する。
「あぁ、そっちの状態も話すよ。みるむは美姫さんと一緒に昨日の朝、ロイヤリーマリアのスターシーカー本部――フリーダム本社に収容された、ってクフィスから情報が入ったよ。」
 クフィスはみるむと一緒にいた、セイファーによるとテレパシストの名前だ。テレパシストは嘘をつかないと聞かされているため、間違いなく、美姫はみるむと一緒にいるようだ。
 続きはりぼんが言った。
「えーと、スターシーカーは人を入れた後、15日くらいは検疫の期間を作っているんだって。その間は痛みのない属性の検査とか以外は何もしないみたいだよ。」
 今日は愛の月6日。収容は昨日、愛の月5日だから、とりあえず20日までみるむは大丈夫とのことだ。
作品名:WHITE BOOK 作家名:アリス・スターズ