小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
アリス・スターズ
アリス・スターズ
novelistID. 204
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

WHITE BOOK

INDEX|219ページ/340ページ|

次のページ前のページ
 

 ここで、また知らない単語が出てきた。
「弱属性って?」
 この質問にはソアラが答える。
「自分の属性に強い属性のことだよ。」
 想楽は、ずっと胸ポケットの携帯にはさんでいた属性の相関図を取り出す。りぼんとセイファーもそれを覗き込むように身を乗り出した。
「ちなみに、自分の属性に弱い属性は強属性って言うよ。これは光と闇にはない言い方なんだ。」
 炎属性のソアラにとっては水が弱属性に、氷が強属性になるらしい。それから、対角線上にある属性――ソアラにとっては土――は対属性と呼ばれることもついでに教わった。
「ぼくの世界にも似たようなシステムがあるんですけど――自分と違う属性が入れば、拒絶反応とかあったりしますよね?」
 セイファーが聞くと、アリスが頷いて答える。
「強属性が入るぶんには、自分で中和できちゃうからそんなに影響ないんだけどね。弱属性は自分の属性で体外に追い出すことができないから、中和剤を入れるしかないんだよ。」
 アリスによると、嵐の属性は風。つまり、体内に氷属性の源力が入り込んでいるようだ。
作品名:WHITE BOOK 作家名:アリス・スターズ