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「はぁ、疲れた。」
　想楽とソアラは、とあるホテルにいた。

　あれから、コウジ含む３人の覆面は警察に身柄を拘束され、彼らを捕らえるきっかけを作った想楽とエランドのソアラは、事件の中継で現場にいたキャスターとカメラマンに捕まったのだった。そして、その後も警察から感謝状等を送られたり、建物の外に出れば報道陣に囲まれたり、ようやく一息ついた今は、もう夜遅い。
　２つあるベッドの１つに腰掛けたソアラはテレビのリモコンを手に取りながら言った。
「明日まで追っかけてこなきゃいいけど。」
　想楽はもう１つのベッドに座る。
「ああいう人は、他にすごい事件が起きない限りは離れてくれないよ、たぶん。」