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島原あゆむ
島原あゆむ
novelistID. 27645
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【第五回・伍】スノー・スマイル

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緊那羅が言うと3馬鹿が溜息を吐きつつ肩を落とした
「うぁぁあぁ;やっぱ地道に探すしかないのか…」
南が空を見上げて嘆く
「…あ…あの…」
緊那羅がそんな南に声を掛けてきた
「…手を貸してくれるかは別として…呼ぶことはできるっちゃ…たぶん」
「マジ!!?」
緊那羅が言うと間髪いれずに3馬鹿が緊那羅に集った
「う…ん;」
「ヒョー!! やたね! でかしたね!」
緊那羅が少し後ろに反ったまま頷くと3馬鹿が狂喜乱舞し始める
「呼ぶって…携帯とかで? ならアタシも持ってたのに…言ってくれれば貸したよ? 羊子ちゃん」
阿部がポケットから携帯を取り出した
「少し下がってて欲しいっちゃ」
緊那羅が言うと3馬鹿が悠助をつれて阿部や浜本、本間のいる位置まで下がった
「何…?」
本間が目を凝らして緊那羅を見つめる
「お前等ほっぺつねる準備しておけよ?」
中島が言った
緊那羅がゆっくり手を前に出すと緊那羅の手が部屋に入ったように見えなくなる

「なッ!?;」
浜本が声を上げた
「…開いた…開けれた…」
緊那羅が嬉しそうに呟いた
「ちょっと待っててっちゃ」
笑顔で振り返るとそのまま緊那羅が消えた
声を上げるでも何か行動するでもなく阿部と本間、浜本が固まっている
「…つねってやろうか?」
坂田がそんな三人に笑いながら言う
「な…んなの…」
やっと声が出せた阿部が坂田に聞く
「いったろ? 説明しても信じてくれないって。こーいうことなんだわ」
南が笑う
「ミスターマリックどころの騒ぎじゃねぇよ…コレ」
浜本が呆然と緊那羅が消えた場所を見ながら言った
「言っとくけど…まだまだ序の口だぜ~?」
中島が浜本の肩を叩いて言う
「かるらん来てくれるかな?」
悠助が笑いながら中島を見上げた