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島原あゆむ
島原あゆむ
novelistID. 27645
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【第五回・伍】スノー・スマイル

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「…それで遅かったんだっちゃね。あんまり遅いから心配してたんだっちゃ…そっか…よかったっちゃ」
緊那羅が笑顔で言った
「んもう!! 羊子ったら心配性なんだから」
南が腰で緊那羅を押した
「かっわいぃなぁ金髪かァ…変な話し方だけど」
イマイチ3馬鹿と緊那羅の話題についていけない浜本がぼそっと呟いた
「羊子ちゃんって言うんだって」
阿部が浜本に言った
「だから【ラムちゃん】なのかな? それとも話し方? あの髪地毛?」
浜本が阿部に聞き返す
「んなこと知らないわよッ!!」
阿部が大声をあげると全員の視線が阿部に集まる
「…阿部?;」
坂田が恐る恐る声を掛けると阿部が本間の後ろに隠れた
「手紙探さないの?」
しばらくの沈黙の後悠が中島のジャケットを引っ張って言った
「探すには探すんだけど…最終兵器がまだこないからナァ…」
坂田が悠助の頭をポフポフと軽く叩きながら苦笑いをした
「最終兵器…ってまさか;」
緊那羅が3馬鹿を見ると揃ってニカッと笑った
「なになに~? 何が?」
悠助が中島を揺すって聞く
「…絶対火吐かれるっちゃ;」
緊那羅が呆れ顔で言う
「だっいじょうびん!! 水分ならまわりに嫌というほどあるし空からも降ってきてるし」
南が掌で雪を受け取って笑う
「ねぇ…一体何の話してるワケ? アタシ達全然わからないんだけど」
阿部が少し怒ったように3馬鹿と緊那羅に言ってきた
「説明してもいいんだけどさ実物見ないとぜってぇ信じてくれねぇと思うからサァ…でも…緊那羅がここにいるってことは…来てなかったんだろうナァ;」
坂田が緊那羅に目を向ける
「今日迦楼羅は来てないっちゃ」