天気予報はあたらない
これから向かう所は、その総本山ともいえる場所で、これ以上に人がいる、しかもそれらの殆どが同世代だと考えると意識せずとも緊張感は増してくる。人込みをかき分けるようにしてたどり着いた終着点には、荘厳な校門が大きく主張していて、まるでRPGのラスボスのお城のような感じがしていた
「よし、頑張るか。」
そう一言、校門の外に僅かな気合の言葉を残して、しっかりと大学への一歩を踏み出した。もちろん、これを乗り越えた先には、希望の未来が待っているのだから。
だから、おれは頑張れる。
作品名:天気予報はあたらない 作家名:雨来堂