小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
島原あゆむ
島原あゆむ
novelistID. 27645
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

【第三回・四 】学び舎の誘惑

INDEX|2ページ/9ページ|

次のページ前のページ
 

「学校…お前一回行った事あんぞ?」
京助が立ち上がり『な?』と3馬鹿を振り返った
「初めてキンナラムちゃんと会ったのが学校」
南がメジャーを伸ばしながら言う
「え…?」
きょとんとする緊那羅
「あの時の後始末…大変だったよなぁ…」
中島がしみじみ言った
「ご…ごめんだっちゃ;」
緊那羅が少し後ずさりして頭を下げた
「まぁ…それは置いておいて…何でまた学校いきたんだよ」
京助が鞄から取り出したペンケースで肩を叩きながら聞いた
「え…っと悠助は楽しいっていってるのに京助は行きたくないっていってるっちゃ…だから…どうなのかなって…」
緊那羅が小さな声で答えた
「ふ~ん…だとさ」
「いんじゃねぇ? 今準備期間でバタバタしてるからクラス関係なく入り乱れてるし…一人くらいばれないって」
意見を求めた京助に中島が言った
「問題は…制服だよなぁ…買うわけにも…」
坂田がシャープペンを回しながら言う
「制服ねぇ…ジャージだと目立つからなぁ…う~ん…」
3馬鹿と京助が考え込んでしまったために緊那羅は立ち尽くしている
「緊ちゃん…いけるといいね」
くいくいと服を引っ張り悠助が見上げてきた
「…いきたいっちゃけど…京助たちが困るなら私は…;」
「そうだ!!」
南が大きな声を上げた
「どうした参謀長官」
坂田がシャープペンで南を指した
「去年のが!! ホラ去年の出し物のヤツ! あれまだ確かウチに残ってた! ちょっくらとって来る!!」
南は立ち上がるとバタバタと玄関に向かっていった
「去年…ってまさか…」
京助が南の出て行った方向を見ている緊那羅を見た