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島原あゆむ
島原あゆむ
novelistID. 27645
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【第三回・弐】玉。

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迦楼羅が怒りを爆発させようとしたその時歴史が動いた
「京様。ハルミ母上様がお昼そうめんでよろしいかと聞いておられるのですが」
窓が全開に開いてヒマ子が顔を出した
「お、いいねぇ! そうめん最高!」
中島が『グッ!』と親指を立てる
「あぁ、いいって伝えて」
京助が言うと
「わかりましたわ」
ヒマ子は上機嫌で窓を閉めて去っていった
「…迦楼羅?;」
緊那羅が固まっている迦楼羅の肩をポンポン叩いて名前を呼ぶとハッと我に返った
「な…なんだ今のは…」
迦楼羅が青い顔をして緊那羅とその他に聞く
「ヒマ子さん」
すると一同口をそろえて返した
「3サイズは上からオール14cm」
「趣味は光合成」
「京助大好きなお茶目な向日葵だ」
3馬鹿が順にヒマ子について説明をしていく
「…私も最初腰抜かしたっちゃ…」
今だ青い顔をしている迦楼羅に緊那が遠い目で話しかけた
「アレは…変わったことにはいらんのか?」
迦楼羅が3馬鹿と京助を振り返り聞くと
「だって向日葵だし?」
と坂田が返す
「うん、向日葵だし」
南もそういって頷いた
「ちょっとお茶目なだけだよなー?」
と中島も言った
「動くけどな」
京助も付け加えた
「…動いて話す向日葵が変わってなくてワシらの方が変わっている…わけが…あるか--------ッ!!!!!!!!!」
「っどわぁぁぁああッ!!;」
迦楼羅の口から紅蓮の炎が最大火力で吐き出された

作品名:【第三回・弐】玉。 作家名:島原あゆむ