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秋月あきら(秋月瑛)
秋月あきら(秋月瑛)
novelistID. 2039
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科学少女プリティミュー

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 羽根布団を被ってしまっているのでわからないが、ゲル大佐の寝るときの姿はスッポンポンらしい。
 掛け布団の下には秘境が広がっているのです!
 顔に汗を掻き、心労で弱っているゲル大佐の顔は、いつも以上に艶めかしい。
 表情がエロすぎます、犯罪です。
 小型の通信装置に映し出される謎のシルエット。
《おまえともあろうものが心労で倒れるとは不甲斐ない》
 低音ボイスの首領エックスだ。
「申し訳ございません首領!」
 ゲル大佐はビシッとベッドから跳ね起きた。
 すぐさまピンク戦闘員(女)たちがゲル大佐の胸と股間を手で隠した。見事な仕事振りだが、その隠し方エロイです!
 見えそうで見えないチラリズム。
 ゲル大佐が動くのに合わせて、ピンク戦闘員の手も動く。まったく肝心なトコロを見せない連携プレイ。日ごろから特訓しているとしか思えない。
「もうすでにプリティミューの正体は掴んでおります。次こそは次こそは必ずやプリティミューを……」
《正体を掴んでおってまだ倒すことができぬのか!》
「も、申し訳ございません首領!」
 通信機から視線を逸らしたゲル大佐は歯を食いしばった。ついでに巨乳もプルプル震えていた。
 怒りが頂点達したゲル大佐は立ち眩みで床に手を付いた。
 ピンク戦闘員ひとりの動きが遅れた。
 かろうじてアレが見えなかったが、ゲル大佐は激怒した。
「練習が足りん!」
 ゲル大佐はいつ間に握っていた鞭を打った。
 ひょいとピンク戦闘員は鞭をかわした。
「仕置きの鞭をかわすとは何事だ!」
 さらにゲル大佐は怒りを露にした。大量に掻いた汗が身体を濡らす。
 鞭を避けたピンク戦闘員は『チッチッチッ』と舌を鳴らした。
「オレですよ、ゲル大佐」
 ピンク戦闘員は女性限定のハズなのに、聴こえたのは男の声だ。
 そのピンク戦闘員が顔のマスクを脱ぎ捨てた。
 驚きの瞳でゲル大佐はその男を見た。
「おまえは……カメ・レオン」
「なかなかゲル大佐に気づいてもらえないんでね、ワザと失敗してみたんでさ」
「さすがは変装怪人のレオンだな。して、あの作戦はどうなっている?」
「ええ、うまく潜入しましたぜ」
「宜しい、そのままミューの身辺調査をするのだ。そして、機が熟したら刈り取るのだぞ、ミューの首をな! おーほほほほほほほっ!」
「わかってますぜ」
 カメ・レオンの姿が消えた。
 消えたのではない、見えなくなったのだ。

 ミユの私生活に土足で踏み込んでくるジョーカー怪人。
 今や危険に晒されるのはミユだけではない。
 ジョーカーとの闘いは熾烈を極めることを予感させた……。

 そー言えばさ、ミユママとワトソン君が夜の街に消えたって噂が……。