詩群。
■小さな薔薇の騎士へ
ふるえる 瞳が見える さあここに
さあここに 明かりを持っておいで
ささやく 言葉が聞こえる さあここに
さあここに 心をおいてごらん
みちびいて 微かな道の香りを たどってゆけば
ゆれるゆれる 色の渦の欠片 咲き誇って
とぎれずに 時の移ろいを追って さあここに!
どこにでもいるわただ見えないけれど
感じることはできるの目を瞑っていて
知らせてちょうだい聞こえないのなら
私はいつでも触れられるのよあなたと
そこがどこだか知っていれば教えてね
きっと行くわ私はあなたを迎えに必ず
一人にはしないから決して怖くないわ
私が傍にいるあなたが眠るその時まで
さあここに 鼓動を 温もりを あなたを
私は護るもの そして戦うもの
誓いをたてて信じればそれは叶う
勝ち取るのは 決して剣ではない
さあ 小さな盾をとって 立ち上がりなさい