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島原あゆむ
島原あゆむ
novelistID. 27645
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【第一回】 始まりはエビフライ

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4時間目開始のチャイムが鳴り響く中階段を駆け上り教室を走りぬけ生徒を薙倒し先生のヅラを飛ばしながら4人は逃げていた(悠助は京助に抱きかかえられている)
その後を緊那羅が二本の棒の様な物で更に被害を広めながら追いかけていく
「京助~僕一人でも走れるよ~? 足とかもう痛くないもん一年生だもん体育のとき先生に早いねって褒められたし」
「今はだぁっとれーッ!!;」
降りて自分も一緒に走ると言い出した悠助に怒鳴ると悠助は『ぷー』と膨れてそっぽを向いた
「待つっちゃー!!」
周りのもの(人間含)を破壊しながら緊那羅は尚もしつこく追いかけてくる
「やはり馬鹿 逃げてる相手に 待てという」
「お、上手いこと作ったな」
坂田が一句詠むと中島が『ナイス!』と親指を立てた
「いや~…照れますな」
そして照れるしぐさをする坂田
「しっかししつこいなぁ…」
むくれたままの悠助を抱きかかえて走る京助が息を切らせながら呟いた
「このまま校外にバックレてもいいんだけどさぁそうなると地域住民の方々にご迷惑がかかるしなぁ…」
「校内の皆様にはいいんかい(片手突っ込み)」
地域住民の安全優先を主張する中島に南が突っ込む
「つうかさ~…この先って確か…」
坂田が何かを思い出して爽やかに笑いながら3人を見ると3人も頷いて笑った
角を曲がって階段を上るとそこは…
「屋上ダァ~…;」
       
       屋上=てっぺん=行き止まり=逃げ道ナシ

青い空と風が気持ちよく正月町内がよく見える
「逃げ道ナシだっちゃね」
4人が振り向くと緊那羅が微笑みながら屋上に入ってきた
「…覚悟、するっちゃ」
二本の棒のようなものを構えた
4人はフェンスを背中に感じながら緊那羅と距離を置く
「ねぇねぇ京助~」
さっきまでむくれて静かだった悠助が口を開いた
「…なんだよ」
京助は緊那羅(きんなら)から目を逸らさず返事だけした