eternity with・・・Bside・・・1
その後健二にいろいろと問い詰められたのは言うまでもない。
「オレより千夏を取ったのか、お前は・・・」
「ちっ・・・違うよ!」
そう言ってもあの状況ではそう言われても仕方がない。
「・・・樋杉ってさ、千夏の事・・・」
「や・・・そうじゃなくて、なんか時間かかってそうだったから」
健二にオレの想いがバレルのがなんとなく嫌で、言葉を濁した。
「そっか・・・それならいいんだけど」
結局はオレの所為でカラオケはお流れになった。しかし気になったのが健二の言葉・・・。
あれはどういう意味だったんだろう。
彼女を好きになると何が都合が悪いのだろうか・・・。
けどそれって・・・。
最悪の事態を考えたくはなかった。
作品名:eternity with・・・Bside・・・1 作家名:沖田晴