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小太郎の飛行機旅行

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 ニセコで泊まった民宿では、朝食前に小型バスでいろいろなところを案内しながら、牧場へ連れて行ってくれた。小太郎はたぶん吠えるのでバスに残して牛を見に行った。生まれたばかりの子牛。搾乳中の牛たち。今では機械が搾乳して自動で集めるんだ。なるほど。
 そこから持ち帰った牛乳が、新鮮な野菜とともに今朝の食卓に上がった。
 う〜ん、おいしい。
 
 登山はあきらめて急きょ乗馬を申し込んだ。
 ここでは下調べをし計画を立てて行動すれば、いろいろなことを体験できるコースが用意されている。
 それをしていない私たちは午後、次の宿泊地へ向かった。
 
 洞爺湖畔にある有珠山をゆっくりと歩いて火口まで行った。小太郎のねんざは治ったようだ。回復が早いね。
 修学旅行生たちや観光客でにぎわっていた。
 地熱を発しているところ、そして火口からは白い煙が立ち上がっていて、地球の息吹を感じる。
 ここで売られていた水『森の雫』は白樺の樹液であり、今までに味わったことのない、まったりとした味わいがあった。
作品名:小太郎の飛行機旅行 作家名:健忘真実