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水底
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「あれは、真千子のような声だった。
あなたよりも一層高い声をしていた。」
ついに言った。人魚に言った。
言った途端にベットの下から、閉じたクローゼットの隙間から、積み上げた本と本との間から、ぬるい水が満ちてきた。
「わたしの声よ。わたしがずっと呼んでいたのよ。近くでずっと呼んでいたのに。」
「あれは遠くから私を呼ぶ、真千子の声だった。」
「わたしよ。わたしの声よ。」
とめどない言い争いは続いた。
そうしている間にも部屋の中には水が満ち、座っていた腰のあたりまで沈んでしまった。
作品名:
水底
作家名:
にょす