前世だかのメイキング
姫若子書きたい書かせろ書きたいけど元親な感じも好き!
というわけで、姫若子が兄貴もとい姐貴になるまでの経過を書くのが目的になりました。
中一で伊達ちゃんと友達になるまでは普通に女の子。
段々と喋りが伊達ちゃんに感化されるようになっていって、高専で船に乗って元親になります。
アルビノなので、白髪。肌の色素も薄く、左目だけアルビノ特有の赤い眼になりました。
多分、海外に出るようになると気味悪がられることも多いので、船の調和を満たすため眼帯をするようになると思います。
コノヒトはとにかく、カラクリで心行くまで遊んで欲しかった、ので高専へドナドナされました。
書いてる人の母校が商船高専だったのが運の尽きというか、「あれ、これいいんじゃね?」と伊達ちゃんたちと別の学校に行かされました、書いてる人に。
似合うと思ったんですよ、高専ってあの四国のノリがあっても違和感ないなーと。
あと、ロボコンが勝負前に自壊って、わりとお約束で。
木騎がー滅騎がーみたいな(苦笑)。
家族は、母、弟、あと親戚がいっぱいいて、皆で助け合ってる家庭です。
実は母子家庭で、家計はカツカツ。
奨学金を貰って高専に通ってます。
ただ、そのためか自立心は旺盛。
お父さんも船乗りで、事故で逝去。
親父の跡を継ぐんだ、ということで周囲を感動の嵐に巻き込み援助ががっつり。
でもバイトもするんです。
航海実習とかで実家に帰れない日もあるけど、帰れる日の土日の早朝に地元コンビニでバイトしてます。
佐助さんなんかは、バイトの時間を狙って会いに行って、伊達ちゃんと遊べる日時の調整なんかをしてます。
いや、伊達ちゃんも社交で時間取れないこと多いからさ。
すげえよねー、と伊達さん佐助さん両方が褒めてくれるので照れる、女の子らしさもちゃんとあります。
(ていうか、こういうバイトしてた子も本当に居たんで、びっくりする。)
趣味は多様で、縫製からパソコンまで手作り系なんでも。
お金が無いから材料費だけでいろいろ楽しめるような趣味が多いです。
パソコンを組み立てからプログラミングまでするようになったりっていうのは資金不足が大きいところでした。
友達は伊達ちゃん以外は名前で呼び捨て。
高専の別学科にさやかがいます。
誰も気付かなかったけど、この高専には小太郎がいたりします。
無線傍受が趣味っていう変な子で、秘かに知られてます。
家康とは中2くらいから顔を合わせてて、中3で親友。
いろいろ相談に乗ってました。
中学は被服部。被服室が部室で、この準備室から実は屋上へ抜ける裏道があったので、ヤンチャなお兄さん方とも仲良しでした。
高専はずっとロボコン部一本。ただし、他の部活にも顔出しすることが多かったので人気者。
ロボコン、根詰めて研究ばっかりだから息抜きに他の部に遊びに行ってたみたいです。
パソコンのヘヴィユーザーだからか家で慣れたのか帳簿付けとか得意だし、手土産に手作りクッキーをトースターで焼いて持ってったりしたので。
何か頼まれると喜んで引き受けるので人気者のようです。
■真田幸村
相変わらずの熱血馬鹿です。
武田は音楽関係に行った家が多いようです。
まず信玄さんが割りと有名な指揮者だし。
真田家もその方向。
家族構成は、父母、兄、幸村さん、妹。
さすがに婚外子はいません。
妹がいるので、破廉恥とか外で言い出すのは控えめになりました。
妹にはたくさん言ってるみたいだけど。
真田さんちは、音楽をやる方より楽器の調整なんかの才能があります。
お父さんがピアノの調律を全部できる人。
引退したらピアノを作る方に回ろうかな、とか考えてるくらい。
ホールメンテナンスできる人って結構少ないらしいです。
実は他の楽器の調整だって朝飯前。
そんなわけで引っ張りだこ。
コノヒトがちょっと持っただけでも楽器の調子が良い方に傾くっていう都市伝説持ち。
そしてその都市伝説は真田の血に確実に流れているらしい(笑)。
お兄ちゃんも調律師として修行しながら稼いでます。
ピアノがメインだけど、弦楽器なら何でもござれ。
ヴァイオリンの傷修復くらいなら手を出すという人。
いや、ニスの種類って半端ないよね?とか言う周囲の声は聞こえません。
だって完璧に綺麗な音が出るように治すもん、ていう我侭兄ちゃん。
弟には天稟があるとわかっていて、時々からかう、いじめっこ属性。
本人は自分が粘着っぽい研究者気質だと自覚してます。
天才ではなく秀才だから努力する人。
さて、幸村さんはクラシックギター専攻で音楽学校にいます。
何を間違ったか、大学院まで行っちゃいます。
そのくせ、指揮者になりたいとか言ってお館様にくっついてます。
・・・なら指揮科いけよ、とは思ってもお兄ちゃん以外口に出来ないのは天真爛漫な熱血ぶりに圧倒されるからと思われます。
ていうか、学校の先生も、指揮科で卒業するよりクラシックギターで卒業した方が食っていけると涙を飲んだようです。
人の調和、見えそうにないからね・・・。
コンサートホールの構造を勘で把握してしまう才能があるので、学校でも結構重宝されてます。
いっそ親兄弟に弟子入りしろ、と教授たちが思っているのは本人以外に周知。
真田の血なのか、幸村さんに持たせた楽器が調子よくなることも、偶に在ります。
武田の道場で、ちょっと持ってみてと楽器を渡されることもあります。
このときに弾かせると、調子が悪くなります(笑)。
そしてお兄ちゃんに馬鹿にされるわけです。
武田信玄さんとはお父さんが調律するところについていってから心酔したみたいです。
信玄さんも、気軽に「ちょっと短期留学の学生預かってくれんかのう」とかお願いするくらい真田さんちと仲良し。
よく遊びに行ってたみたいです。
何人も留学生を短期でちょくちょく預けるので、自然と真田さんちの調律が世界的なネームバリューを得ていくというスパイラルができてます。
ついでに言うと、伊達ちゃんは「伊達殿」で呼び方が落ち着いたみたいです。
男女どっちでも不都合が無いよね、ということで。
■片倉小十郎
片倉さんは、年齢が決まらなかった困った人でした。
伊達ちゃんが15〜16の頃には車の免許持ちですから3歳くらいは上だと思います。
が、社会人にするか、大学生にするか・・・本気で悩みます。
何しろ、自然にこの人、伊達ちゃんの進路と自分の進路、合わせて考えてやがるみたいなんで。
伊達ちゃんが東京の大学行くなら、東京で就職、くらい平気でしそうだ、この重たーい忠誠心の人・・・。そのために留年とか辞さないよ、本気で。
そりゃ佐助さんもヒくわー。
この人の学校時代は、前世関係なくいろいろと可笑しい感じだったようで、時々その経験をお嬢様に被らせて杞憂をしたりしてました。
中学の卒業式じゃ、池に飛び込んだりしないよな?とか。池ありません、佐助さんたちの中学。
それで前田慶次はチクチク言われてたんですよ・・・。囃し立てる性格だから。
作品名:前世だかのメイキング 作家名:八十草子