前世だかのメイキング
【登場人物について・順不同】
■猿飛佐助
主人公。
隣のうちが中学の校長で森蘭丸が転生したヒト。
その所為で、前世に振り回されるのヤダよアレルギー気味。
ちなみに校長の更に向こうに幼馴染の家あり。
その幼馴染はさらに向こう隣に、中学の担任の家があるという、悲惨なサンドイッチの配置。書いてる人の近所がそういう配置だったから、というだけの理由でそんな配置。
前田慶次に「何かあったらそれとなーく耳に入るように・・・」とか言ってたのはこの幼馴染を使って耳に入るようにしようとしてました。
・・・でも此処まで設定あるのに、結局、佐助さんはマンションなのか一軒家なのか決まりませんでした・・・・・。
家族は父母揃いの核家族。ひとりっこ。
おっとりお父さんといつまでも気持ちだけ若々しいお母さん。
料理は確実に佐助さんの方が上手くなってて、ときどきお母さんが拗ねる程度の円満家庭。
佐助さん、頭いいから何か波風立ってもそれとなーく蔭で調整をしてたりする。
伊達ちゃんとは違った意味で、子供時代から末恐ろしい子でした。
なんだか常に学内情報屋になってます。
電波受信しちゃった子供の頃から習性で、情報収集に余念がないんですね。
それで家庭の波風調整したりとかできちゃったし。
で、中学に入って部活に入らなかったので、ヤンチャな兄さん方に目をつけられやすかったけど、所詮小学校からの持ち上がりに近い学区制なんで、取引できるだけの情報が入学当初からあったわけです。
高校は、言わずと知れたようなもんですが市のおかげで更に情報収集をするようになりました。
あと、伊達ちゃんのスケジューリングを片倉さんの次くらいに把握してるので(遊ぶためとか、学校行事とかで)、つか片倉さんと相談して伊達ちゃんのスケジュール組んだりしてるので、自然と伊達ちゃんの社交関係でも情報が集まるようになっちゃったり。
・・・社会人になっても情報屋ができそうです。何しろ、信玄さんのスケジュールと社交だとか幸村さんのスケジュールと人間関係だとかも把握するようになっちゃったので、ご飯作ってるうちに・・・。
かすが方面からもそういう情報があるみたいで、伊達ちゃんに「え、なんでお前そのプロジェクト知ってんの?草案出せってオレがこの間ちょっと口にしただけだぜ?」みたいなことが高校時代にありました・・・。
忍なので、初陣は一桁。おそらく7歳くらい。
ていうか、佐助は講談の創作人物だから、ほんと気軽に書けて有難いわー(苦笑)。
■伊達政宗こと政子
伊達さんち、直系なんだろうなーと思う。
現存する伊達家にごめんなさいごめんなさい、本気で御容赦ください。
右目は義眼。
生まれたときに、右目だけきちんと出来て生まれなかった、ごめんなさいな設定。(肖像だって両目で描いてねって言ってたらしいのにごめんなさい・・・)
無かったんじゃなく、形が出来ておらず、機能もしていなかったから形成外科で生まれてすぐ一ヶ月しないうちに手術して切除。
ただし、そのことを知っているのは六人だけ。
両親、小十郎さん、小十郎さんのお父さん、母方祖父母だけ。
お母さんの実家が東京で、お産は実家でやったので出来た荒業。
生まれたのが女という連絡が入った時点で風当たりが強かったので、更にそんな不具合があるともっと強いだろうということ、あと将来的にはやっぱり切除しなきゃならないってことで苦渋の決断。
伊達ちゃん本人には成人後に教える予定。
女だからって風当たりが強いのは、まあ田舎の習慣というか・・・。
確かに力無いからね。嫁に行って家出られる可能性無いわけじゃないからね。
やられたアレコレには、書いてる人がやられたアレコレが含まれます(笑)。
自分は15でちゃんとケジメを着けさせたので、多分伊達ちゃんも高校くらいで馬鹿どもの統率が出来るようになったでしょう。
統率は面倒だ。頑張れ。
番外編にも書きましたが、頭脳派として立場を確立、社交も卒なくこなす末恐ろしい子。
所謂、古美術の目利きで社会的地位を未成年時から立脚。
おかげで地方議会、商工会にも顔が利く中学生・・・。いや、古美術とか買う人ってその辺りだからさ・・・。
母親のお供で東京まで出ることも多く、出版パーティーとかの集まりで姉妹都市を提携するための議員や市長なんかと顔を合わせたり。それで敵に回せない人間になっていったという・・・。
大学進学後は日本刀の勉強を熱心にするみたいです。新々刀の気に入った作家にスポンサー見つけたりとか。
家族は両親、祖母、弟が二人。弟の一人は、恐らく伊達三傑の人(笑)。
伊達三傑は鬼庭さんも転生してるけど、アンチ伊達ちゃん派に身を置いてるようです。
番外編でお菓子の注文を変えたのは鬼庭さんだったりします。
曰く、「咄嗟の判断が遠距離でも出来て、お嬢を貶めるのはどんなでも無理だって他の連中にもわかったでしょうや?」とのこと。
「アンタがどっちかわかんねえよオッサン」と伊達ちゃんイライラ。
鬼庭さんにはそれを見極めるのもテストらしいです。臣従するための。
この家は嫁姑の隔絶がちょっとあります。
お母さんは元々、歴史を専攻していた女史。
それで各地を取材しているうちに、伊達ちゃんのお父さんと仲良くなって結婚。
大学には残らなかったけど、本は出してる歴史家という位置。
その所為で歴史上の人物には深い尊敬を抱いている、ため、家族にも尊称を着けて歴史上の人物を呼ぶよう徹底させてます。
それで伊達ちゃんも「信玄公」「謙信公」、電波受信するまで「政宗公」とか呼んでました。
ごめん、このお母さんモデルいるんだ(笑)。
そういうのがミーハーに見えるみたいで、一族の風当たりが強かったりする。
実際、そのノリで北条政子から伊達ちゃんの名前を取ったんじゃないの?とは思われる。
あの政治家として有能で、恋まで成就させた女性のようになってくれればとかの願いがあったりするわけだけど。
チカちゃんがワンピース着せた辺りから、女の格好の楽しさに目覚め始めるようです。
もちろん、それまでもお洒落さんではあります。
あ、ピアノを実は高3の半ばまでちょこちょこ習ってます、発表会でないけど。
聞くのは教師と小十郎さんばっかりです。
セミプロに近いんじゃないの?とかいわれる腕。
幸村さんとか信玄さんとかに、ピンチヒッターで出ろとか言われて一悶着あったりする大学時代。
辞めてたと思ってた佐助さんたちがびっくりします。
伊達ちゃんがそのうち、「そっか小十郎が婿にくりゃ問題ねえんじゃねえの?」とか考えたりすると、書いてる人が楽しい(笑)。
ちなみに、電波受信してる真田さんは「幸村」、受信してない真田さんは「真田」で無意識に使い分けてます。
多分、戦えない幸村さんは伊達ちゃんにとって近しくない相手なんでしょう。
■チカちゃん
最後まで、苗字も真名も決まんなかった御免!!
手元の資料で、チカちゃんちがどういう苗字になったか書いてあるのあったのに、見当たらない!!
これはもう、ずっとチカちゃんで通せという運命だと諦めた!!
作品名:前世だかのメイキング 作家名:八十草子