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前世だかのメイキング

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確実に就職できる、良い学校でもあるのは確かなんで、しっかりした自我のある学生がたくさん入れば良いな、と思います。

<存在してた設定>
・徳川家康がチカちゃんに進路相談すること

<存在してなかった設定>
・竹中半兵衛がチカちゃんと知り合ってること
・チカちゃんが伊達ちゃんにワンピースを本気で用意してたこと
 (伊達ちゃん海に落として初めて、マジで用意してたことに戦慄した。)


●7つめ
チカちゃんの学校祭で竹中半兵衛に遭遇する話。
高校1年生、初秋。

 導入部に悩むのはいつもなんですが、このお話はどこから始めればいいのかわかりませんでした。
 で、どこを切ったらいいのかも。
 一泊二日の全行程をほぼ満遍なく見てました。
 で、「あれ、いつの間に着替えたの?」っていうところがあったんで、あそこから始まりました。
 
 海に落としたら話が進んだとか、伊達ちゃんゴメン。
 そしたら竹中さんがやって来て、うっそー!?と叫んだ。
 東軍関係者は嫌だったらしいよ、竹中さん。
 自動筆記、やっぱ書いてる人が一番楽しんでる気が・・・。

 三成さんが 女の子ってのは書いててまた叫んでました。
 「え、ちょ、ソレ好物だけど書けないからね?!」みたいな。
 
 チカちゃんが佐助さんに「お前もいろいろあるんだなあ」って言ってたのは、家康さんを思い出しての台詞でした。
 なんとなく、ただの進路相談じゃないって判ってはいたんだけど、話せないこともあるって言われてました。
 だから佐助さんからも無理には聞き出しません。
 ・・・まさか竹中さんがそこで関わってるとは、(竹中さん含め)当事者誰も気付いてません。

 あと、ここで漸く、佐助さんも電波が受信する条件について竹中さんのおかげで確信しました。
 仮定はしてるけど、自信がありませんでした。
 あの竹中半兵衛があと数年って、はっきり言っちゃうんですから、初陣で間違いないなーと。
 武田道場は過去生持ってる人多かったんで、仮説が立て易かったんです。
 で、他の陣営の人にも同じこと言われて、安心した感じ。
 それから竹中さんが「猿飛くん」と呼んだのは、佐助くんでいい?って聞いたらフルネームで自己紹介されて「ああ、嫌なんだな」って推察したからです。
 好きに呼んで良いけど、佐助くんって呼ばれるの、許可したわけじゃないから、みたいな。
 それで、前世がどうの、ていうの距離を取ってるんだと竹中さんに気付かれてます。だから、からかったりされました。
 気付かれてることに佐助さんも気付いてて、内心で舌打ちしてます。
 この二人の緊張感は書いててワクワクしました。や、竹中さんは余裕っすけど。
 気付いたけど、竹中さん、チカちゃんを何て呼んでるんだろう(汗)。
 チカちゃんが電波受信するまで、竹中さんはチカちゃんと歳の離れた友人の位置でいるつもりはあるみたいです。チカちゃんの電波受信後の出方次第。
 前田慶次と同じで、チカちゃんはブラックボックスだ・・・。受信後どうなるのか解りません。   

 こんな、のほほんちっくな遭遇でしたが、竹中さんのご用事本命は、秀吉絡みの893筋の人に挨拶しに行くことでした・・・。嗚呼・・・。
 きっと交渉とかして成果挙げて帰ったんでしょう・・・。

 チカちゃんお手製ワンピースは、中学卒業時のサイズで作ったそうです。
 眼で測ったり、抱きついて測ったりしてたらしいです。

<存在してた設定> 
・小太郎が実は高専の工学科にいること
・片倉さんが居合いまでできることと、道場やってること
・佐助さんへの警戒が薄くなってきてること

<存在してなかった設定>
・三成さんの性転換
・さやかが高専の国際科にいること
・佐助さんが裁縫と医療のキットを真田さんのために持ってること
 (出したときに、やっぱな、と書いてる人は呟いてました)


●8つめ
真田さんが佐助さんに独占欲をみせて、佐助さんがいろいろ諦める話。
高校1年生、初秋。

 ・・・この話さあ、どこから書こうとか悩む暇も無く、幸村さんがお土産コールしてさあ・・・。
 どんだけ待ちかねたんですか、と思った。

 伊達ちゃんは、日曜日は自前の服で遊んでました。
 当然ズボン。お洒落さんは「え、服と合わせて靴も替えを持ってくるもんだろ?」とか嘯いて、佐助さんを呆れさせてました。
 だから日曜日に靴は困んなかったんですよね。
 ただ、土曜の夜に濡れた服をホテルクリーニングに出そうとして、田舎のホテルにそんなの無いよと言われて困ったり。
 フロントもコインランドリーを見つけてくれたので、夜にお嬢様を出せるか、と片倉さんが服を洗いに行ってました。
 このときは、男物ばっかりで問題なかった(笑)。
 伊達ちゃんが女の子の格好の楽しさに目覚めたあと、片倉さんはこういう世話ができなくなります。

 片倉さんがいない間、佐助さんは伊達ちゃんと二人で晩御飯で、生活のギャップを味わったりしてました。 
 片倉さんは、洗濯してる間コンビニのご飯を食べてて、ルームサービス頼もうとしてた伊達ちゃんにブーイングされたりとかしました。
 このホテルでの話、結構書きたかったです。

 あー、この話で書いてる商船高専の話は、ほぼノンフィクションかな。
 縄の結び方トライアルで、一位チカちゃん、二位佐助さん、三位伊達ちゃん、四位片倉さん。
 片倉さんはからかわれて、「畑での結び方さえ知ってりゃ良いんだ」とキレてました。

 真田さんは、佐助さんが匂いをつけてることも珍しければ、それが自分の知らない世界での話ってのも気に入らなかったらしいです。
 土産は欲しいが、土産話はいらないって感じ。
 佐助さんは、前世関係なく、独占欲を真田さんに見せられて、嬉しいんだか困るんだか、でグルグル。
 でも、「あー前世関係ないよコノヒト」ってことで、見切りがついて、ふっきれました。
 こういう話の展開になるとは思ってなかったんで、ちょっと驚いたのを憶えてます。
 流石にそろそろ、佐助さんのアレルギー反応うざいわーと思ってたし、そんなんで、伊達ちゃんと真田さんを会わせたりできるの?と悩んでたんで。
 でも、勝手に佐助さんが成長しちゃったよ、とちょっとびっくり。

<存在してた設定>
・伊達ちゃんがお洒落に手間隙金銭厭わないこと

<存在してなかった設定>
・信玄さんの妻帯について
 (まだ決めてない。いなさそうだとは思う。)
・信玄さんが預かってる居候の数


●9つめ
佐助さんが伊達ちゃんを迎えに行ってお茶を供される話。
高校3年生、初春。

 静かに始まりたかったです。
 嵐の前の静けさっぽく。
 で、導入は珍しく、書いてる人に任されました。
 楓のシーンだけ書いたら、あとはいつも通り自動筆記でしたが・・・。

 ていうか、のっけから嘘書いてます、スミマセン!!
 楓の幹を流れる水の音は、コトコト言いません。
 それ、楡とか欅だから!!書いた後、楓に耳当てて、やべ!と思いました。
 ごおー、とか。ざあー、とか。一気に流れる音が不定期にします。
 ただ、楡とか欅だと、場所に似合わないなーと思ったんです。
 で、楓にしたんでした。
作品名:前世だかのメイキング 作家名:八十草子