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小さな鍵と記憶の言葉

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第2章




 君だよ、と誰かが言った。

 君を探していたんだと、彼が言った。

 ――私を?

 私は聞き返す。けれど答えてはくれなかった。

 ただ、繰り返すだけ。

 君だよ、と。