闇を抱える少年
Part4
死神「これが、彼の記憶か。」
死神と女神はアルスの記憶を見終わって話し出した。
女神「貴方気付いてなかったの?」
死神「ああ、彼が白光の皇帝なんて考えてもなかった。」
女神「それにしても、白光の皇帝にこんな過去があったなんて。」
アルスはこの二人のやりとりを見て言った。
アルス「これでわかったろ、僕はもう戦いたく無いんだ。
もう、大切な人を傷付けたくないんだ。」
最後の方は聞こえるか聞こえないか位の声で言った。
死神「我が悪かった、無理に戦わせようとして。
其方は十分に強いことがわかった。
我を其方の使い魔にしてくれ。」
女神「私もお願い。」
アルスは少し考えて。
アルス「それじゃあ、そこの3人の、この結界での記憶を消してくれ。」
アルスはいつのまにかまたローブを身につけフードをかぶる。
死神「それ位構わない。」
死神は唖然としているカリナたちを見て黒い球を飛ばした。
カリナ達は、倒れた。
アルス「それと、僕と契約したら、こっちにくるときは、何か小動物に変身しといて。」
死神「分かった。」
女神「分かったわよ。」
アルス「それじゃあ、契約しようか。」
アルスは死神と女神と契約をした。
死神「主よ、我は、レイスと呼んでくれ。」
女神「私はアテナよ、よろしくね。」
アルス「二人ともよろしく。」
レイスは黒猫に、アテナは白い鳥になった。
結界が解けそうになったとき。
カリナ「ここは」
カイト「何で倒れてんだ。」
ブランク「確かいきなり光に包まれて。」
アルス「三人とも気絶してたんだよ。」
ブランク「そうだったのか、契約はできたのか?」
アルス「うん、」
アルスは二人を左右の肩に乗せて言う。
ブランク「猫と鳥か、ランクは低いが二体を召喚できたのは凄いな。」
ブランクはそういった。
レイス(主よすまない、記憶の操作は完璧には出来なかった。
ある程度は忘れているが、)
アルス(それで十分だよ、ありがと。)
アルスは念話で話していた。
カリナ「先生、授業終わりですよ。」
ブランク「そうだな、それじゃあ、今日はここまで各自帰っていいぞ。」