闇を抱える少年
セレーナ「やっぱり、」
アルス「でも心配するな、絶対に帰ってくるから。」
セレーナ「アルス......
えへへ、ありがとう。」
その晩魔族の襲撃があった。
アルス「セレーナ何処だ。」
魔族「ぐぎゃぎゃ」
アルス「クソッ、邪魔だ。」
アルスは魔族を次々殺していった。
ガタン
物音が聞こえた。
そこには、恐怖で怯えたセレーナがいた。
アルス「よかった、セレーナ無事だったんだね。」
アルスはホッとして彼女を見た。
すると、セレーナは
セレーナ「ば、化け物」
確かにセレーナはアルスを見て言った。
アルス「??!!」
アルスは冷静な判断ができずにいた。
最愛の人に化け物と呼ばれて。
気がつけばアルスは魔族を皆殺しにしてその場を去っていた。
助けたはずの人達は彼を化け物と呼んだ。