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むたちひろ
むたちひろ
novelistID. 23665
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JK☆かるてっと

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「いや〜、Eコースに入学してから、勉強もしないで遊びすぎちゃってね?」
「え〜っ!?なんでそんなもったいないことしちゃったの!?」

ノゾミ:永中のEコースからなら、高等部のEコースだけでなく、他のエリート高校にだって入学できるのに……、

「どうして勉強しなかったのぉ?」
「勉強する気がなくなっちゃってね〜。高校なんか、もうどこでもいいや〜って。そっからな〜んもしなくなったら、ここに入れられちゃったんだよ」
「……なによそれ」
「ん?どうしたんだいのぞみん」
「なんで勉強しなかったのよ?」
「いま言ったじゃ〜ん。やる気がなくなったの。目標とかないし、いたくてEコースにいたんじゃないしぃ〜」

ノゾミ:何それ…?

「意味がわからないわ!自分に実力あるのに、勉強するのが面倒だからしなかった?なによそれ!」
「や…山本さん、落ちついて…っ!」
「必死こいて頑張って、頑張って頑張って頑張って、頑張ってここまでやってきた私ってどうなるのよ!!」
「山本さんっっ!!!」

ノゾミ:……!

「ハァハァ……やまも…っ…さん…ッ」
「……おぉ〜い…?新1年生の君たち、席に着いてくれるかな?」

アイ:…担任の先生?

「あ…すみません!」
「…座りまぁ〜すよっ…と…−あ」

マリ:のぞみんが、
ノゾミ:隣だったんだ。…なんでもいいわ。

「私はあなたと関わる気なんてないから」
「冷たいねぇのぞみんは」
「黙りなさいよ負け犬。いままで駆け回ってて、帰る犬小屋がなくなったからって、Nコースを犬小屋にしないでくれる?」「きっついこと言うねぇ〜。強気なのぞみんはツンデレと見た」
「はぁ?」

ノゾミ:こいつ、こんだけ言ってもなにも言い返してこないなんて、…変なヤツ。




作品名:JK☆かるてっと 作家名:むたちひろ