JK☆かるてっと
「いや〜、Eコースに入学してから、勉強もしないで遊びすぎちゃってね?」
「え〜っ!?なんでそんなもったいないことしちゃったの!?」
ノゾミ:永中のEコースからなら、高等部のEコースだけでなく、他のエリート高校にだって入学できるのに……、
「どうして勉強しなかったのぉ?」
「勉強する気がなくなっちゃってね〜。高校なんか、もうどこでもいいや〜って。そっからな〜んもしなくなったら、ここに入れられちゃったんだよ」
「……なによそれ」
「ん?どうしたんだいのぞみん」
「なんで勉強しなかったのよ?」
「いま言ったじゃ〜ん。やる気がなくなったの。目標とかないし、いたくてEコースにいたんじゃないしぃ〜」
ノゾミ:何それ…?
「意味がわからないわ!自分に実力あるのに、勉強するのが面倒だからしなかった?なによそれ!」
「や…山本さん、落ちついて…っ!」
「必死こいて頑張って、頑張って頑張って頑張って、頑張ってここまでやってきた私ってどうなるのよ!!」
「山本さんっっ!!!」
ノゾミ:……!
「ハァハァ……やまも…っ…さん…ッ」
「……おぉ〜い…?新1年生の君たち、席に着いてくれるかな?」
アイ:…担任の先生?
「あ…すみません!」
「…座りまぁ〜すよっ…と…−あ」
マリ:のぞみんが、
ノゾミ:隣だったんだ。…なんでもいいわ。
「私はあなたと関わる気なんてないから」
「冷たいねぇのぞみんは」
「黙りなさいよ負け犬。いままで駆け回ってて、帰る犬小屋がなくなったからって、Nコースを犬小屋にしないでくれる?」「きっついこと言うねぇ〜。強気なのぞみんはツンデレと見た」
「はぁ?」
ノゾミ:こいつ、こんだけ言ってもなにも言い返してこないなんて、…変なヤツ。