JK☆かるてっと
「そこ、あたしの席」
「お?そうなの?すまんねぇ勝手に座っちゃって。あんたの後ろの席の子と話してたんだよ〜。ねぇ?」
「そんなこと聞いてないし」
「可愛い顔して、意外と冷たい人だねぇ〜。なんて名前なのさ?」
アイ:はー…。やっと着いたよA組ぃ〜。−…なんでこんなに静かなの?……それよりあれってもしかして…−、
「……まりっぺ?」
マリ:…うい?今度は何だ〜? 人をだっさいニックネームで呼び……ださいニックネーム?
「…お〜。桑原さんじゃないか〜」
「やっぱりまりっぺだったんだぁ!久しぶりだねっ!いつ以来だっけ?」
「小学校の時だね。あれから会ってないもん」
「この学校だとは聞いてたけど……あ。山本さんも同じクラスだったんだ!」
「…ああ、アイか。そういえば、アイもここだったわね」
「ん?ん?2人は知り合いなのか?」
「中学校の時、お友達になったんだよ〜☆ ねっ♪」
「…ええ、そうね」
「ほーほー。てことは、北中だったんだね。私は前田マリって言うんだよ〜。よろしくー」
「ああ……私は山本。山本ノゾミ」
「んじゃこれから私は、のぞみんのことを、のぞみんって呼ぶね」
「え?…別にいいけど」
ノゾミ・アイ:付ける前から、既に呼んでるじゃない…。
「…でもまりっぺがまさか、Nコースにいたなんて驚きだよ〜。確かEコースじゃなかったっけ?」
ノゾミ:…Eコース?いま、Eコースって言った…?