JK☆かるてっと
「1年間、君たちの担任はこの僕、春野コエダです。みんなと仲良く、楽しい1年を過ごせたらなぁと思っています。よろしくお願いしまっす。え〜では、体育館に行く前に、少しばかり諸注意を…−」
アイ:若そうな先生だなぁ。30代…まだ20代かな?身長もたかぁい…体細ぉい……。
マリ:春野コエダか…。ギャグみたいな名前だな。
アイ:春野コエダ→春の声だ…ってことかな?
マリ:おまけに、メガネまでギャグっぽい。ぐるぐるメガネって…○おくんじゃないんだから。
「のぞみんはどう思うよ?春野先生のことー」
「別になんとも。教師なんか興味ないし。ていうか、親しくないんだからニックネームで呼ばないでよ」
「私とのぞみんの仲じゃ〜ん?」
「あ〜はいはい。そんなのどうでもいいから、春野の話聞きなさいよ」
「のぞみんは教師を呼び捨てにするんだ?」
「どうだっていいでしょ。いちいちうるさいわねぇ」
「のぞみんは私が嫌い?」
「嫌いね。好きになれそうにないわ」
「−…これらは最低限守ってください。それでは名簿の順に、廊下に並んでくれ〜?」
マリ:教室がざわざわし始めたね。
「ちょっとォ〜、待ってよのぞみぃ〜ん」
ノゾミ:なんなの、こいつ……。
「犬はグラウンドでも駆け回っていたら?」
アイ:名簿って言われても……。
「く…く……。葛城さんの次……あ、違う………栗山君の次……あれぇ…?」
つづく
マリ:次回のJK☆かるてっとは〜?
アイ:こんなのでほんとに大丈夫なのかな…?
ノゾミ:簡単なことじゃない。私が前田さんと関わらなきゃいい、それだけじゃない。
マリ:のぞみんとは良い友達になれそうなんだけどなァ。
マリ:次回のJK☆かるてっとは、【3月4日に配信予定】。お楽しみに〜♪