JK☆かるてっと
壱:JK☆再会
マリ:A組 A組 どっこかいな〜?
それにしても、いつになく静かだねぇ学び舎は。
既に200人以上は校舎の中だと言うのに、何故こんなに静かなのだろうか? 初めての高校で、皆緊張してるのかな〜?
「…お。A組発見〜。」
マリ:4階の東か。ああ、学校の形さ、回←こんななんだ〜。真ん中がグラウンドね。一応、上を北と考えてくれたまへ。
「ぃよ〜っし…」
マリ:静まり返った教室…。ここはハデなカンジで入ってみようかな。脅かすカンジで、うわ〜っと……にひにひひ。
……せぇ〜のっ…−、
−ガラララッ!!
−ドンッ!
マリ:−ってカンジで扉を開く私。
「初めまして前田ですー。1年間、皆々様どうぞよろしくーっ!!」
「………」
「………」
「………」
マリ:あ…あれ……?滑ったか…? これはシュウ兄の影響…か……?
とりあえず、クラスメートに話しかけてみるかな。
「いや〜、緊張するよね!初めての高校だもんね。どうよどうよ校舎は?見た目は漢字のかいみたいでダサいけどー、中は結構イイカンジでしょー?」
マリ:ありゃりゃ?なんでこんなに警戒されてんだ? おっかしいな〜。中等部にいた時は、こんなんじゃなかったのに?
「かいっていうのはー、アワビとかサザエの貝じゃなくて、ぐるぐるー!って回転するほうの回ね。サザエと言えばあれだよね。日曜の長寿アニメだよね〜。ジャンケンにゃいつも命かけてんだよ〜?私ぃ〜。ねぇ知ってた?あれさ、昔はジャンケンじゃなくって…−」
「……ねぇ」
マリ:!!? 誰だ!?私の背後にいる霊は!!