サイコシリアル[4]
「なぁ、九紫。命って儚くなんかないな・・・・・・脆いよ、本当に脆い」
僕は子供のように声を荒げ、泣き叫んだ。
「どうしてなんだよ! 何で九紫なんだよ! 何で何で何で何で! 妹じゃねーか! 血の繋がった家族じゃねーか! 九紫は何もしてねーじゃねーか! 何でなんだよ・・・・・・九紫・・・・・・。まだ始まったばっかりじゃねーか! 何勝手に死んでんだよ! 死んだふりしてんなよ! 笑えよ・・・・・・ボケろよ・・・・・・急展開は得意分野だろ? なぁ・・・・・・早くふざけ合おうぜ。脈絡もなく内容のない話しようぜ・・・・・・九紫・・・・・・嫌だ。信じねーかんな。嘘だよな? 嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だあああああああああああああああ!」
それから十分。
僕は狂ったように、泣き喚めいた。
作品名:サイコシリアル[4] 作家名:たし