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息衝くオトコ
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言い終わらないうちに、吉田の目からは大粒の涙がこぼれた。声の震えを押さえるように、きつく下唇をかんで嘆息を漏らす。
「やっぱり――寂しいぞ、理。すごく、悲しいぞ――」
所々で喉が鳴った。そう言いきった吉田は、声を殺さずにわんわん泣いた。寂しいぞ、お前がいないのは悲しいぞ、と何度も呟きながら――。
吉田の左手に握られた携帯電話は、音を立てず静かにされるがままになっていた。
了
作品名:
息衝くオトコ
作家名:
珈琲喫茶