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『コードブレイン』

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「何が…いったい何がどうなっているんだ」何が起きたのか、まったくわからない、しかし、一つ分かる事…それはコードコレクター…人が一人死んだと言うことだった。    それから、どれほどの時間がたったであろうか、俺は目をさました。                                         「また、寝ていたのか?…」そのまま大きなアクビがでる。(そうか…やはり、夢…だったのか。)そんな、事を考えながら辺りを見渡す。               「ゴォーン」体に響く時計の福音そう、俺が今居る場所は、この間、幸田と一緒に来たことのある。                                 「『Clock shop』」半棒読みで言ってしまった。この、以上とも言うべき物々しい時計の数ここは、確実的に『Clock shop』…。                    そんな事を考えていた矢先、店の奥の方から誰かが歩いてくる。                                                 「フゥアァーー」大きなアクビ…その音源は…「シャロさん?」そう、歩いてきたのは、先ほどの夢で命を恐らく救われた。俺の救世主?、のシャロさんだった。
「おーはよぉーございます。竜くん」おそらくシャロさんも寝ていたのだろう、なんだか、眠そうな顔をしている。                          「………ッ!」俺は、数秒間固まってしまった。                                                        「ん?もう、起きているんだろう?ハイッスマイル、スマイル。」その時の俺の顔は、そうとう、引きつっていたらしく、シャロさんが半茶化し声で、言ってくる。    「おはよう…ございます。」そう言いながら俺は、今までに俺におきた、不可思議摩訶不思議非常識現象を思い出していた。                      「はい、おはよう。さて、いきなりだけどもー本題入ろうか。」シャロさんは、やはり帽子を深く被っていて顔が良く見えないだが、なんだか目の色が変わったような気がした。                                                                            「本題?と言いますと…」だいたい、予想はついていた。今まで幾度も、非日常に出くわしてきている。もちろん今でも、その非日常がすべてリアルだったとは、思っていないだが、その、本題…「コードコレクターの事ですね。」俺は、はっきりと言葉を発した。                                     い。                                                                             それから、シャロさんは、一度、店の奥に戻っていった、そして、1、2分して紅茶の乗ったお盆を持って帰ってきた。                       「どうぞ、温かい内に飲みたまえー。」その紅茶をお盆から取って俺に手渡す。                                          「はい…、ありがとうございます。」俺は、そっとその紅茶をすすった。                                             「君は、夢を見るかい?」自分の紅茶の入ったカップを置きながら言う。                                             「え…はい、見ますよ。」夢なら、ほぼ毎日見る。しかも、それらすべて鮮明に覚えている。まるで、現実のような夢…。                       シャロさんは「そうかそうか」と言いながら、自分の紅茶を再びすする。                                             「君には、知らせなければならない事がある。…コードブレイン、それは世界中のだれしもが持っている才能…力…。」コードブレインとは、恐らく俺の夢の中で『コードコレクター』やシャロさんが使っていた?あれのことなのかもしれない。                                               
作品名:『コードブレイン』 作家名:銀の福音