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『コードブレイン』

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「おほぉーい、竜そろそろ、帰ろうぜー、すっかり暗くなっちまったぜ。」                                            「ん?暗く?」そう言いながら俺は、窓の外を見つめた。                                                    外の世界は、真っ暗だった。さっきまであんなに明るかったのに、「時間に置いていかれた…」知らない内に声が出ていた。                      「ふふっ」そんな自分に気がついたのか、シャロさんが笑った。そして、言う。                                          「この店はねー、時計を売ったり作ったり、するだけじゃなく、他にも色々な仕事をこなす。万屋なんだ。だから、なにか困った事があったら、ココを訪れるといいよ。」なんだか、陽気にそういい終えた後でまた、シャロさんが鼻で笑う。                                                「ふぅ~」深い為息が出た。                                                                 「なんだか、凄い人だったな…。」                                                              「ん、シャロさんのことかい?んー確かに、なんかオーラがあるよなー」幸田は、その言葉の後に、まるで熟す前のリンゴだな。と付け足してから、高笑いした。     それから、住宅街を道のりにそって行き、どの位時間がたっただろうか、突然幸田が、「うし、到着!」立ち止まる。                          「ん?、なんだ、公園じゃないか。」                                                              「はっはっ、ただの公園じゃ、あーりませーん。」そしてまた、テンションが急上昇したらしく…「この煮えすぎたナスみたいな公園が、影の事件が起きた現場なのだ!!」ナス…、いや、ここが…。                                                                   「へー、ここが、ねー。」なんだろう、この威圧感は、シャロさんのオーラに似てなくもないこの感じ…。                              「さーて、後もう少しで、影の時間だぜー。」影の時間、それわ、この公園の明かりがすべて消える時間のことなんでもこの公園は、とても古いらしく、今度改装工事を行うらしい、なので夜になると電灯が消えて真っ暗になる。おそらく電気代の節約?そう考えるとなんだか笑える。                       あるのは、星の光と、近くにある、家からもれる、小さな光のみ、なんだか、住宅地に居るとは、思えない不意陰気をかもち出す。影の時間そういえば事件がおきているという場所が、公園だとは、聞いていたが、どの公園かわ聞いていなかった。
「お、キタキタ。」その瞬間一揆に、電灯が消えて真っ暗になった。                                               「おぉー、」思わず驚きの声が出てしまった。真っ暗になったから分かる。今日は、星がとても綺麗だということに…。                        「あっははー、さーてコレの出番だ!ハッ!!」掛け声と共に懐中電灯の明かりがつく。
「準備いいなー、お前。」まぁーどうせ最初からココに来るつもりだったんだろうが、                                       「準備って、これさっき『Clock shop』で買った奴だぜ。」                                                   「え?そんな物買ってたっけか?」いつのまに。そんなに俺はボっーとしていたのか。                                       「さーて、ちょっと回ってみようぜー。」幸田は、鼻歌を歌いながら、歩き出す。                                          「んーっ」公園を、ただひだすら、回った。何回回ったかも、よくわからないが…「何にもおきなかったな」 「だ、だな」テンションサゲ、サゲの幸田が言った。    「ちぇっ、つまらんのー、」(あのなー…)                                 「お前は、襲われたかったのか?。」たずねると、即答で、「うん!もちろん!!」元気よく言いはなった。                               「だって、襲われたら性格が、明るくなるんだぜ!すんっばらしーじゃないかー」こいつは、何を言っているんだ。                           「お前、これ以上うるさくなってどうするよ。」尋ねたが幸田は、笑うだけだった。                                        「さーて、帰りますかのー」「おう。」そういって俺達は、公園を、後にした。                                           「ふぁ~」俺は、幸田と分かれてから、家に帰って風呂入って歯磨いてから 即寝た…。母が、なにかしゃべりかけてきたが、なにお言われたのか、覚えていない。そして俺は、今夢のなかにいる。                                                                  夢の中で、そんな事を考えるなんて、不思議だが、なんだか、夢じゃないように、色々なことが、頭の中を駆け巡った。学校のこと、今日行った店のこと、影の時間のこと。それも、鮮明に…。そして、気がつくと、俺は、あの、公園にいた。
作品名:『コードブレイン』 作家名:銀の福音