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『コードブレイン』

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すんげーコンパクトに事件の内容を説明されてしまったぜ。                        「ん?つまり通り魔か?んなこと良くあるだろーが、そんなに興奮すること…」               「まぁまぁまぁ、聞きなって、ここからが、面白いんだから」幸田は、その言葉の後に本当に凄いんだから、と付け足して、さらに今度は、真剣な顔立ちになって、話はじめた。                    「なんでもな、その、襲われた奴の、友人の友達の友達から聞いたんだけどな。」その話、大丈夫か?     「まず、襲われた奴っていうのが、2年3組の、長田喜美子(おさだきみこ)ってんだけどな。」長田喜美子?どこかで聞いた名だ。                  「そいつが、また、すげぇー美少女でさ、あ、ゴホンっゴホンっ話ずれていっちまうな、それでな、悲しい事に数年前に交通事故で両親を亡くしてて」          「あぁ、そりゃまた気の毒に…。」大切な人を失うつらさは、俺にもわかる。俺も…                                        「本題は、ここからさ、それで、この影の事件の被害者は全員、身内に不幸があった人ばかりなんだよ。」                              「ほほー、そりゃー、また気の毒に…」俺も、俺が小学2年の時父をあの忌々しい事件『Scienceexplosion』 (科学爆発)で失った。あの事件の死亡者54人、そしてその家族の悲しみは、無限大である。                                                                「それで、この事件の犯人の容姿っていうのがだ、これまた全員いっちなんだよ。」ん?つまり同一犯って事か。日本も物騒になったなー。               「その容姿って言うのがまたへんてこでさーなんでも、体が、影みたいな、こう、オーラ見たいなのに包まれてて人かどうかも、危ういって話だぜ。」影見みたいなオーラで人かどうかもわからない、ん~どこか俺が毎晩見る夢と似ている気がする。俺の夢では、逆に、なんだか周りが明るすぎて見えないって感じだったな。そのくせそいつの左目だけくっきり見える。                                                                    「それで、襲われた奴全員が、まったくの無傷、変わったことと言えば事件の前より、少し明るくなった?活発になったっていうのか?。」明るく?まぁ身内に不幸があったって、人間いつかわ、それを忘れて前向きに生きていかなくちゃいけないんだろうけど。                                      「ふーん。」正直言うと、影のオーラが何チャラってあたりは、かなり男として少しだが盛り上がったが、まぁ結局は、全員無傷で、発見時は、全員道端で気絶してた。まぁ夢でも見ていたんだろうと言う事になるな。だから、警察もまったく動いていないし、周りの大人達も、気味悪がるだけですべて「夢でも見てたんだろう。」でこの事件は、終了。でもまだ、被害者が出ていて、そろそろ、夢じゃすまされない状況になってきているとの事だ。以上、幸田君が言ったことを俺様アレンジしてみました。                                                                                  キーンコーンカーンコーン♪高らかな鐘の音と共に今日の最終授業が終了した。                                「さーて、帰るかなー。」俺が下駄箱に到着すると、待ってました!と言わんばかりに、幸田が視界に入ってきた。                           「よ!竜、今から暇か?この間面白い店見つけたんだよね、一緒に行かないか?」語尾に?が多い奴だ。                                「んー、残念でしたー暇じゃありませんー」そう、僕にはやらなくちゃいけない事があるんだ。                                   「んだよーまたゲームか?たくもー近頃の若いもんは」言っておかなくちゃいけない、俺をただの、そんじゃそこらの、リア充と一緒にするな、コウ見えても俺はこの学校じゃ名の知れた『RPGオタクだ』俺は、ゲームの中でもRPG(ロールプレイングゲーム)と、ADV(アドベンチャーゲーム)のジャンルをまぁ、一言で説明するならば愛している。だが、なんと言えばいいのか正直その面白い店と言うのに興味津々だったのだ。                                          「やっぱし、行こうかな…」                                                                 「おぉー本当かい?嬉しいねーまさか君がゲームよりも、友達を大事にしてくれるなんて。シクシクっ」言いながら抱きついてきやがる。                「で、どんな店なんだ?その面白い店って。」抱きついてきた幸田を蹴り飛ばしてから言う。                                  「いやー、それわ見てのお楽しみって奴だ。」うぁ~、あれか?続きは、webでって奴か。                                      「おーい、竜ー幸田ー」むむ?この聞き覚えのある高い声は。                                                  「おー、よっ神門(みかど)」といったのは、幸田である。そして突然あらわれた、この馴れ馴れしい奴は俺の幼馴染の 古森神門(こもりみかど)家が代々伝わる神社を営んでいる。ここだけの話袴姿がとても美しい…、こんな事を口に出したら殴られるので控える。                                   「どうしたんだ?なんかテンションがいつもよりアゲじゃないか。」                   「ぅんぅん、なにか良いことでもあったかい?」      「私ね、私ね、なん
作品名:『コードブレイン』 作家名:銀の福音