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俺達はただ向かい合っているだけだった。

「すき、ですか?」
「好き」

「愛して、くれる?」
「とっくの昔からね」

俺は先輩に抱きついた。

「ぐぇ」
苦しいよ。と、先輩は言った。
けど俺も胸がぎゅーってなって苦しかった。
「俺も俺もです。先輩」
「わかってるっての・・・」
先輩は俺の背中に腕を回した。
昼間じゃなくて良かった。桜が咲く一本道で男二人が抱き合ってたら皆吃驚するだろう。



「けどね。先輩」
「知ってるよ」