陰陽戦記TAKERU 後編
倉庫の中では饕餮がもがき苦しんでいた。
しかしその饕餮の前に黒い影が浮かび上がる、
『フン、こんな事だろうと思ったわ』
その影は饕餮になると目の前で転がるもう1人の饕餮を見た。
実は麒麟にやられた方は饕餮が陰の気を練って造り出した自分そっくりの鬼だった。
『フン、まぁいい…… 作戦の第1段階は成功だ』
饕餮が大きく口を開けると偽者の饕餮を地面ごと飲み込んだ。
『さてと、作戦は第二段階と行くか……』
饕餮が舌舐めずりをすると目を怪しく輝かせた。
作品名:陰陽戦記TAKERU 後編 作家名:kazuyuki