陰陽戦記TAKERU 後編
美和は加奈葉から連絡を受けると弓を持って朱雀と供に外に出た。
『何処に行く?』
「とりあえず一番近い商店街から……」
『そうはさせん』
するとその時だった。
突然美和の上から黒い球体が落ちてきた。
「きゃあっ?」
それはアスファルトのギリギリのところで止まるとやがて形を変えて饕餮と化した。
『貴様の相手はこの私だ』
「饕餮!」
美和は弓を向ける、
『フン、その程度で勝てるかな?』
「舐めないで!」
美和は朱雀の力を弓に込めた。
作品名:陰陽戦記TAKERU 後編 作家名:kazuyuki