陰陽戦記TAKERU 後編
一方、表では待機していた拓朗の元へ美和と香穂が到着した。
突然連絡が取れなくなったので応援を頼んだのだった。
ちなみに美和達は自分達そっくりの式神を造り抜け出してきたのだった。
拓朗は全ての事情を話した。
「私達に何も言わずに?」
「美和さん達が忙しそうだったみたいですし、それに様子を見るだけだからって言ってましたから……」
「そんな…… きゃっ?」
すると地面が強く揺れ動いた。
途端地面に亀裂が生じると地面が砕かれて黒い塊が飛び出した。
「あれは?」
一目見た瞬間鬼だと言う事は分かったがこの時は渾沌と言う事は分からなかった。
『グルゥ!』
渾沌は地響きを立てて地に転がる、
美和達は武器を構えるがその時、渾沌が出てきた大地の亀裂から今度は武と桐生が飛び出した。
作品名:陰陽戦記TAKERU 後編 作家名:kazuyuki