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陰陽戦記TAKERU 後編

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 一方凍りついた饕餮の体が煙が吹き出ると拓朗のかけた冷気が蒸発した。
『チッ、余計な真似を……』
 饕餮は自由に動けるようになると目の前にいる敵達を見まわした。
『こうなったら予定変更だ。ここごと爆破して貴様等を葬ってやる!』
 饕餮が足を合わせ、両腕が亀みたいに胴体に引っ込むと大きな両肩が合わさって頭部を隠すと元の不発弾のような形状に変化、しかしそれだけじゃない、足元から黒い炎みたいな物が噴出すと饕餮は空を飛んだ。それは饕餮の陰の気を足元から逆噴射させた物だった。
「ミサイルか奴は?」
「どうしよう、白虎の力でも届かないよ!」
 無論玄武の力でも届かない、
 こうなると美和か武でなければ対応できなかった。