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陰陽戦記TAKERU 後編

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 何でもこいつらの契約者(俺達)が借りてきたDVDを誰が先に見るかで喧嘩してたらしい。
「くっだらねぇ~……」
 俺はあきれて物も言えなかった。
 あれから3日経つが幸い四凶達の動きは無い、だけど確実に俺達を狙ってくるのは目に見えている。
『そうは言うが武、俺達はどうすれば良い?』
「どうすればって…… お前ら何とかなら無いのかよ?」
 困った時の神頼み…… いや、聖獣頼みか? こう言った時の為のパワーアップの方法くらいは知ってるはずだ。 
『あのねぇ武、私達を何だと思ってるの? ノラえもんじゃ無いのよ!』
『そうだよ、僕達は人間に力を与えているだけで戦うのは君達なんだよ。』
「そうか…… じゃあ、ジョギングでも始めるか……」
『あまり効率の良いやり方では無い……』
 玄武も言ってくる、それは分かってる。
 俺は昔は野球をやってたが今は特にスポーツとかやってる訳じゃ無い、
 確かに戦い始めて体力には自信は付いたが基本的は我流だ。一昼夜でどうにかなるモンじゃ無い。
『正直少年は5人の中で君は3番目だ。もちろん1番が美和で2番目が青年君だ』
 その青年君ってのは桐生さんの事だ。
 ちなみに拓朗は少年君(2号)、学は少年君(3号)と呼ぶ、女の子のフルネームは瞬時に覚えるくせに……
 まぁ、それはともかくとして3番目か、悪くないし良くも無い…… いや、香穂ちゃんと拓朗は年下だ。2人より強いってのは当たり前だ。
「となると何がいい方法ないかな……」
 相手に化学兵器は通用しない、仮に通じたとしても一般市民がそんなモン持てる訳がなかった。