サイコシリアル [1]
「年増は置いておいて、本当にいなくなったかのように扱って、話を進めるわよ」
この場合は、戯贈に全身全霊を込めて賛同します。
「斬島猟木は、サイコパス。要するに、何をしでかすか分からないし、見当もつかない」
「サイコパスは精神病質、精神異常者の総称だからな。確かに何をしでかすか分からないな」
通常の精神を持った人間が理解できない領域。
到達することの出来ない、したくない領域にいる人間なのだから。
例えば、サイコパスにはこんな一例がある。
『あなたは透明なエレベーターの中で人を殺しました。勿論、外を見れば人間が沢山います。しかし、あなたは、敢えて透明なエレベーターで人を殺害したのです。それは、何故でしょう?』
という問いをサイコパスの人間にした。勿論、通常の人間であれば、
【他人に見せびらかしたかった】
等の答えが返ってくると思う。
しかし、サイコパスは違う。
作品名:サイコシリアル [1] 作家名:たし