サイコシリアル [1]
【自分も外から死体を眺めたいから】
こう答えたのだそうだ。
本当に常軌を逸しているのだ。
僕たちは、今からこういった人間と戦わなければならない。
そう思うと本当に、恐怖が生まれて来る。
「けれども、想定することは出来るわ。想定し仮定し、それを実行することは出来る」
戯贈は言った。
そうね━━と、戯贈は無表情だった表情を崩しながら続けた。
意地の悪い笑みと愉快そうで堪らない笑みを交えながら。
僕に、今回の作戦というか、殺害方法を教えたのだった。
ある意味、戯贈もサイコパスなのだから。
※2へと続く
作品名:サイコシリアル [1] 作家名:たし