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パン×4

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千葉「とにかく、私は男子達のパシリなんかやりたくない!」
長野「じゃんけん持ちかけたのはお前だろ」
千葉「それはそれ、これはこれよ」
長野「あのなあ!」
青森「あの、千葉さんがそんなに嫌がるなら、ぼくが行こうか?」
千葉「え?」
山口「おい青森、それじゃゲームの意味が…」
青森「千葉さんが嫌だっていうのなら、千葉さんの次に負けているぼくがいくべきだ」
3人「………」
青森「異論はないみたいだね。じゃあいってくる」

(去ろうとする青森を、千葉が呼び止める。青森、一旦立ち止まる)

青森「なに? 千葉さん」
千葉「あの……私、サンドイッチがいい!」
青森「……了解」

(青森はけ。残った3人がうろつく、喋る等していると、袋もった青森が戻ってくる)

長野「お疲れ。早かったな」
青森「人を待たせているからね。はい、お待ちかねのパン」

(青森、長野から順にパンを渡していく。しかし受け取った長野の様子が変)

山口「ん、どうした長野。チョココロネ、そんなにまずかったのか?」
長野「違う! いや、違うといえばこのコロネだ! 俺が頼んだのはチョコの奴で、これはカスタードなんだよ! 黄色いんだよ!」
青森「えっ(驚き)……ごめん」
長野「ごめんで済む間違いかよ! 俺が欲したのはチョコが詰まったコロネ! カスタードじゃないの! という訳で、改めて買ってこい」
千葉「じゃあ私は、いちご牛乳追加で!」
青森「別にいいけどさあ……(物言いたげ)」
山口「ストップ。注文を間違えた奴を頼ってどうする。今度はいちご牛乳がカフェオレになるぞ」
千葉「じゃあ、どうするの?」
長野「またゲームとでも言うつもりか?」
作品名:パン×4 作家名:森丸彼方