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パン×4

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山口「ああ。ただし今回は……あみだくじだ」

(間)

長野「…面白そうじゃんか。今度こそ不正や放棄はなしだからな」
千葉「私、線引きたーい!」
青森「あのさ…」

(物言いたげな青森を無視し、かがんで地面にあみだくじを描き始める3人。
青森、注意を引くために4回手を叩く。ぱん、ぱん、ぱん、ぱん。
3人、一斉に青森を見遣る)

青森「もういいでしょ、これじゃきりがないよ。ねえ、みんなで買いにいこう」
長野「はあ? お前、それじゃ結局いつも通りじゃないか」
青森「いいじゃないか、いつも通りで。たまには遊ぶのもいいけど、目的を見失ったら意味がないよ」
長野「それは、そうだけど…」
青森「遊ぶのはまた今度、山口に金の余裕があって、千葉さんの機嫌がいい時に」
長野「…俺は、不正さえないのなら遊びで決めたい所だが…(山口を見る)」
山口「…不正なんてあるかよ! むしろ聞きたい、今までに不正なんてあったか?」
長野「おっしゃ、決まりだ(青森の隣へ移動)」
山口「裏切り者! お前だけは味方だと思っていたのに!」
千葉「(それを聞いて)山口くんがそういうなら、私もあっちー(長野のそばへ)」
山口「千葉ちゃんも?」
千葉「やー、2対2よりも3対1の方が楽だし」
青森「どうする山口? 何ならおごってもいいけど」
山口「(あみだくじと青森達を交互に見て)…まあ、おごってくれるっつーなら行こうかなあ。あみだくじとか、ひとりでやっても仕方ないし」
千葉「山口くん、素直じゃないなあ」
長野「おごって下さい、て言えばいいのに」
青森「じゃあ、行こう。みんなそろって」

(青森、長野、千葉はけ。少し遅れて山口はける。そして4人そろってパン屋へ…)


作品名:パン×4 作家名:森丸彼方