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パン×4

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青森「落ち着きなよ、勝てばいいんだからさ」
千葉「じゃあ行くよ」

(仕切る千葉がかけ声担当。最初はグーから始まるが、山口のみパーを出す。
しらける空気、視線は山口に集中。気まずくなった山口が、パーをグーに変える。
千葉、何事もなかったかのように再開。結果、山口がひとり勝ち)

山口「よっしゃあーーっ!」
長野「納得いかない…!」
千葉「じゃあ次行くよ」

(次のじゃんけん。かけ声は千葉。あいこが2回続いてから長野勝利)

長野「ま、これが俺の実力ってもんよ」
千葉「…青森くん。私、絶対負けないから」
青森「そんなに力まなくてもいいと思うけど…」

(最後の勝負。あいこが続いて長びくも、やがて青森が勝利)

千葉「そんな…私が負けるなんて」
長野「勝負ってのは、思い通りにいかないものさ。あ、俺、チョココロネね」
山口「俺はカレーパンで。頼んだぞ」

(反応ない千葉。心配した青森が千葉に近づく)

青森「千葉さん、大丈夫?」
千葉「…私は大丈夫。だけど…男がそろいもそろって女の子をこきつかう気?」
男達「え?」
千葉「大丈夫じゃないとすれば、あなた達の方よ! レディファーストって言葉を知らないの? 3人もそろってて、フェミニストは誰もいないの?」
山口「千葉、よく聞け。今一番大丈夫じゃないのは、お前の図々しさだ」
千葉「山口くんにだけは言われたくない!」

(山口ショック。残り2人はさりげなく千葉に肯定)
作品名:パン×4 作家名:森丸彼方