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燈籠くんの怪奇的高校生活(仮称)

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「二人供、いい加減そんな所に立っていないで、ソファーに座ったらどうだい?」
結羽海さんが人の気も知らず偉そうに言った。
偉そうと言っても嫌みな意味ではなく、本当にそういう雰囲気を纏っている。
全てを掌握しているかのような雰囲気。まさに支配者さながらだ。 
俺と宵は、結羽海さんに諭され革張りの二人がけソファーに腰掛けた。
実際問題結羽海さんのせいで座るタイミングを逃したんだけどね。
いろいろ責め立てられるから口にはしないけど。
「改めて久しぶりだね、二人供。百も承知だろうけど、私が怪奇現象解決部の部長、結羽海麗華だ。ちなみに今のところ部員は君達を入れて3人だ」
結羽海さんは口元に笑みを浮かべながら言った。
「要するにこの場にいる人間だけだよ」
「少なっ!」
俺は思わずコンマ数秒という速度で突っ込みを入れてしまった。所謂、条件反射というやつだろう。
隣に座る宵も面食らったような顔をしていた。しかし、すぐに何かを思い出したように話始めた。