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ジェスカ ラ フィン

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住民は吹っ飛び、川が氾濫した。リギーは、マス目を引き、ジョイントで僕達
を吹っ飛ばした。起き上がってブレードを出そうとしたが、出せなかった。

「お前達のジョイントを、俺のジョイントで封印したのだよ!! ジョイント
封印は、太陽の光を、あの、『フェザ山脈』の時計の針が切り裂くまで、効果
が続く!!」

どういう意味か分からなかった。ソフサラコマはそう叫んだガンガをぶん殴
った。リギーとガンガと互角に戦い、激しい攻防戦が繰り広げられた。末気に
なったリギーは、ソフサラコマの腹を貫通させた。ソフサラコマは、空中で血
を吐いた。ソフサラコマは、リギーの剣に突き刺さっていた。ラロレーンは、
ガンガと戦った。しかし、「テンパモンの崖」へと吹き飛ばされた。「バラダ
ラマスの町」の人間で、起き上がれる者はいなかった。僕は、やっとこそ起き
た。マス目に起き上がり、力の順位を変更されずに、ブレードを出した。構え
て、そのままの格好で、直進して、ガンガの腕を斬り飛ばした。ソフサラコマ
が、

「ゲホッ!!!!」

と血を吐いた。まだ腹に剣が突き刺さっていた。内臓が、ぐちやぐちゃにな
ってそうだった。リギーは、剣を振り払った。ソフサラコマは、骨を砕かれ、
腹を割かれて、右後ろに吹き飛んだ。ラロレーンは、ガンガを抹殺した。

「ほぉ、なかなかやるじゃないか。ガンガは、『ライファモンの神殿』の守り
神だったのに。ハートグラスは、なるほど、弱いもんだ。ジョイントの解除は
解けた。さぁ、俺の力を見せてやる。俺が勝ったら、ダズバグルフ盗賊団を、
『ヘーラカダデの崖』を中心にして並べ、世界中の新ダズバグルフ盗賊団を集
め、ルトワーゼを、『ヒレンバの管』上空に並べ、中心として、盗賊団全てを
カードに変え、『ヨークナッドの瓶壁』を完成させる。蓋も数を増やせばでき
るが、どうだ、太陽を代わりに蓋にしてみてはどうだ?! ダズバクルフ教に
従い、信者にならなければ、パパロメの砂漠が下から襲い、上からは、太陽の


熱が迫り来る。プロミネンスが『ヘーミッド』の世界まで伸び、下からは、砂
漠の砂が荒れた海のように、上がってくる。大津波のように飲み込まれ、世界
中はとっくに『ヨークナッドの瓶壁』のせいで沈み、瓶壁にはね返る砂の波は、
しかたなく乗った『チユドラッドの、埋葬される死者の3日月の船』を彷徨わ
せ、地獄のような太陽に、砂に押し上げられて、飲み込まれるまで、水分も無
しに、漂い遭難し続けるのだ!! 月の破片を、『無人島と椰子の木』だと思
いこんでな!! 黒点を眺めろ!! 『ソンデワン』の世界は地獄となるが、
ダズバクルフ教に入信した者は、『ヒレンバの管』を通って、『ライファモン
の神殿』の『シュレクトムの祭壇』で、重力を操作して、『宗教国スギミダ』
の『ソンデワン』の世界の大穴から、叩き落すのだ!! 底の無いテンピョー
テイレンの宇宙に落とされ、自力で、『ペクノの灯台』に巻かれた、空の破片
で、空を降りて行くのだ!! 全員従うならば、『アッペランメの重力』を元
に戻してやる!!」

その会話を、「バラダラマスの町」の住民は聞聴いていた。

「もう遅い!! とっくにダズバグルフ盗賊団は『ヘーラカダデの崖』に辿り
着いた!! そして、『ヨークナッドの瓶壁』を作り出している!!」

リギーは言った。空が、しばらくして、プログラムを解くみたいに、次々と
色が変わり(東からだ)、もの凄い音と、揺れを感じた。ブロックが重なってい
くみたいに、空が覆われていき、小さい、大きいダズバグルフ盗賊団が肩車を
して、合体して、「ヨークナッドの瓶壁」になった。なぜか、北の空の彼方の
(空は、水色の瓶壁で覆われていた)、「3」の部分のカードが外れた。元は盗
賊団の下っ端だったはずだ。そしてそれは近くで、舞った。21×40000km(縦の長さは、13盗賊団分)の盗賊団の1枚が、伝説の?怪盗ジャック?
に化けた!! 夢が正夢となった!! 3の怪盗ジャックは、リギーの頭を旋
回して、東の、「パパロメの間欠泉」があると思われる、流砂1帯の地域に飛
んで行った。

「見せしめだ」

リギーはそう言って、穴の開いた「ヨークナッドの瓶壁」を剣で指した。

「元に戻れ」

するとリギーは、東の空から飛んで来た流星を、その穴に嵌めた。

「怪盗ジャックを倒してみろ。そうすれば、『ヨークナッドの瓶壁』は、流刑
の地、『ロドデゼッドの完全世界』の砂を、宇宙に出すことができ、不完全に
なる。『ダイラコダラム・ロドデゼッドの砂時計』は、完全には機能しなくな
り、異教徒は、死の地獄の輪廻を繰り返さなくて済む。しかし、もう遅い。人
間は、空の破片を降り、一生『ソンデワン』で、ダズバクルフ盗賊団の奴隷と


して働かなくてはならないのだ。『ヘーミッド』から送られて来た、パパロメ
の砂の海に飲まれながらな!!」

リギーは「バラダラマスの町」の人々を恐れさせた。そして、「バラダラマ
スの町」の人々から僕達に、非難の声が飛んで来た。

「さぁ、どうする!! 俺様を倒すか、市民に負けて、降3するかだ!!」

厚い「ヨークナッドの瓶壁」が太陽の光に照らされて、反射して、屈折して
いて、乱反射していた。全て、邪悪な光だ。ソフサラコマは瀕死だった。僕達
の考える時間は、夜まで続いた。星は、もう、盗賊団と手を組んだようだった。
月は出ていなかったが、新月だと思うようになった。「ヨークナッドの瓶壁」
に、8つ当たりとして星が、ぶつ嘗てくるのだ。中には、この「ダイラコダラ
ム」の世界から遠ざ嘗て、宇宙で、じっとしている者もいた。何かの惑星で、
星がぐるぐる回っているのを見つけた。きっと、「ヨークナッドの瓶壁」を見
たさに、何処からか遠いところからやって来たのだろう。新鮮な印象を抱いた。
気温が零下になって、凍えた。ブレードを出し、傷口が、腐り始め、凍り付い
ているソフサラコマを見た。ラロレーンは、武器をしまって、じっとしていた
が、僕の様子を見て慌てて両腕にブレードを出した。吐く息が、凍りついた。
麻の布1枚で、股間や胸を隠した、古代奴隷人の格好をした、バラダラマスの
住民達は、前にのめり出て、マス目の前で僕達を非難していた。リギーは、剣
を、振り下ろし、ソフサラコマを真っ2つにした。

「ぐはっ!!!!」

ソフサラコマは、攻撃に反.しただけだった。ラロレーンは、立ち向かった
が、ブレードを、血を噴き出しながら折られ、胸を切り裂かれて、バタリと倒
れた。

「ダズバグルフ盗賊団を倒した分だけ強いはずだがな!!」

リギーは叫んだ。僕達は、できるだけダズバグルフ盗賊団を避けながら戦わ
なくてはいけなかったのか。

「お前達は、人生を失敗した!!」

リギーは言った。そして僕も、ブレードを切断された。出そうとしても、出
なかった。リギーに1瞬にして胸を貫通された。

「終わったな。バラダラマスの住民に、皆殺しにされるがよい。ブレードを伸
ばせ!! まだ戦えるはずだ!! 俺達が負けると、4万点の数字が与えられ
る!!」
作品名:ジェスカ ラ フィン 作家名:丸山雅史