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ジェスカ ラ フィン

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「エクアクスさん!! とにかく頂上に行って下さい!! 誰か1人でも頂上
に行けば、マイヤバッドは究極に弱くなって、奴を倒すことができます!!
そうすれば、頂上を守らざるを得ない、ヘゴコニユンも倒すことができます。
狐や白鼻心は、ここで倒さないと大変なことになりますから、私達が引き止め
て、倒します!!」

ラロレーンは言った。僕は駆けた。強風が吹いて、僕は引き戻された。僕は、

「仕方ない!!」

と叫んで、ブレードを出し、白鼻心を真っ2つにした。3000体の盗賊団
の下っ端を倒し、僕達はマイヤバッドとヘゴコニユンと戦いながら、頂上を目
指した。途中で、その2体が、姿を消した。僕達は、警戒しながら山を進んだ。
食料を僕は失って、予備の橇を引き摺って、登った。

1週間歩いた。視界が見えなく、猛吹雪が迫って、7合目を過ぎた。7合目
を過ぎると、何故か晴天になった。夜になると、星天の空だった。月がすごく
大きく見えた。ホメネカが、末当にまだ乗っていた。するとすぐに吹雪になっ
た。

8合目を過ぎた。1週間が過ぎた。ずっと吹雪だった。9合目を過ぎた。9.5合目で、2月を過ぎ、3月に入った。

3月2日に、10合目、頂上が見えて来た。吹雪だったが、視界は見えてい
た。ソフサラコマ達が下からやって来た。「ファニアータル補給船」位の長さ
を持つ、時計の針が、3末、「ソンパラメードの森」の引っ掛かった山頂にく
っ付いていた。1つは.東に、2つ目は北に、もう1つは.西に向いていた。
灰色い雲に空は包まれ、雪が降っていた。「ソンパラメードの森」が、山頂付
近に乗っ嘗ていて、ずれた形で残っていた。

「これがあのソンパラメードの森…森が枯れていて、ほぼ灰色になっている…」

ラロレーンが言った。食料は、あと、下山分しか無かった。すると、マイヤ
バッドと、ヘゴコニユンが現れた。

「『ソンパラメードの森』へ行け!! トーモンが、トウロマの幻影に騙され
て氷漬けになっている!! 3合目の森に、ルルルフがいるわけがないの
だ!! デゾーの呪いによって、頂上まで食料・防寒具無しで歩き、そしてジ
ャンガズガンズの鎧の呪いによって、氷漬けにされたのだ!! 俺達を倒せる
かな?! 倒せば、氷を解いてやる!! しかし、それでもまだ呪いが残って
いる!!」

マイヤバッドはそう叫んで、鋏の中から銃を出し、連射した。ヘゴコニユン
は、毛を増幅させて、僕達に鞭を与えた。僕達は、山頂まで駆けるしか術がな
かった。空気が無く、ふらふらになりながら走った。攻撃を避け、吹っ飛ばさ
れて、下に転がったりした。


「ジョイントだ!!」

ヘゴコニユンは、僕達を、「フェザ山脈」の麓の「レーピオンドの町」があ
る上空まで、吹き飛ばして、1気に山頂付近に叩き付けた。

「うわぁぁぁぁぁ!!!!」

岩の欠片が飛び散り、僕達は衝撃を受けた。岩盤が砕け、僕達は骨が砕けそ
うになった。そして血を吐いた。ブレードが折れたが、また再生させた。僕は
マイヤバッドの胴体を切り裂いた。もうマイヤバッドは自分の命を諦めている
ようだった。ラロレーンはエメラルドグリーンの色の斧を振り下ろして、マイ
ヤバッドを真っ2つにした。ソフサラコマは胸の前に作ったジョイントから、
矢を放って、マイヤバッドに打ち付けた。ウィズウィングルが、自らマイヤバ
ッドに突っ込んで、直前で、背負い投げのような動きをして、マイヤバッドを
叩き付けた。マイヤバッドは赤い血を吐いた。ペリンガが、岩盤を叩き落すと、
蟹味噌が出た。僕はブレードを叩き落し、岩石を真っ2つに割って、地面を割
ってマイヤバッドを殺した。マイヤバッドは活動を停止した。











19 テドゾファンドムの砦











ヘゴコニユンはほぼ無敵のようだった。僕達は、空に吹き飛んで、ヘゴコニ
ユンがジョイントでスカウトし、フィールドである、鋼鉄のように固めた雲に、
僕等を叩きつけた。僕は血を吐いた。なぜか、「宗教国スギミダ」の「ソンパ
ラメードの森」の穴に挟まっていた、ルーレットのような彫刻を思い出した。
僕は引き戻されて、ドガン!! と音を立てて地面に叩きつけられた。瀕死だ
った。ジョイントで全員が回復して、エメラルドグリーンの光に包まれたまま、
ヘゴコニユンに駆けた。ヘゴコニユンをブレードで斜めに断ち斬った。しかし
ヘゴコニユンはまるで不死身だった。ヘゴコニユンは毛から火炎を吐いた。僕
等は吹き飛ばされた。ソフサラコマと、ペリンガと、ウィズウィングルは、頂
上に向って走って行った。僕等は、ヘゴコニユンの強烈な1撃に対して、1マ
スしか走れなかった。僕等のライフは徐々に減っていった。そしてとうとう


「フェザ山脈」の頂上に着いた。太陽がなんだか近親感バッチリに溢れていた
が、月が大きかったせいであまり印象は受けなかった。そして光が月に遮られ
て僕達に届いていた。遥か下に雲の千切れた海が見えた。ひどく寒過ぎた。ヘ
ゴコニユンのジョイントで、猛吹雪が吹き荒れた。後ろの「ソンパラメードの
森」は1瞬にして凍り付いた。氷の森となってしまった。僕達は「ソンパラメ
ードの森」の奥へと駆けた。遺跡や建造物が、当時のまま残っていた。木が倒
れ、氷で接着していた。祭壇が、破壊されていた。僕達は更に駆けた。森の奥
で、トーモンと思われる人物が、巨大な宝石のような氷の中で、動きを停止し
ていた。

「この人がトーモンさんですか? 若い人ですけど、死んでいるように動きを
止めている…」

ペリンガは言った。トーモンは、目を開けて、驚いた様子で氷漬けにされて
いた。氷に触ると、ジュ!! と音がして、煙が出た。後ろが、バタバタ、と
木々が倒れて、ヘゴコニユンがやって来た。僕等は、真空刃を飛ばした。マス
目を、飛び抜かしをして、ヘゴコニユンが攻撃をかわした。ペリンガは、炎を
飛ばした。ラロレーンは、氷を飛ばした。ウィズウィングルは雷を落とした。
ソフサラコマは、風を巻き起こした。僕は、ブレードで真空刃を飛ばした。ヘ
ゴコニユンは、もろに食らって、地面に左手と左膝を突いた。僕は再びブレー
ドから真空刃を出した。ヘゴコニユンは、大木の群を、自分の前に交差させて、
僕達に大打撃を与えた。大木のスクランブルが過ぎた後で、僕達は出血を治し
た。ヘゴコニユンは、大木を操ることができるようだ。「ソンパラメードの森」
からどんどん木々が失われていく!! ヘゴコニユンにダメージを与えたせい
で、マス目の強さが逆になる現象はヘゴコニユン以外の、盗賊団から解除され
た!! 大木に乗って、森の奥から、盗賊団の狐と白鼻心が襲い掛嘗て来
た!! 僕等は、武器で、それらを蹴散らしていった。大木を流れてくるまま
に真っ2つにすると、盗賊団の狐は、結晶の奥で、爆発した。僕達は、次々と
盗賊団の下っ端を捌いていった。盗賊団の下っ端を壊滅させると、ヘゴコニユ
ンは、両手を広げた。

「俺は、山頂では12だ!! 特別なことがない限り力が限定される月のホメ
作品名:ジェスカ ラ フィン 作家名:丸山雅史